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日本市民団体「元慰安婦の歴史を次の世代に知らせよう」

日本市民団体「元慰安婦の歴史を次の世代に知らせよう」

Posted June. 07, 2017 09:04,   

Updated June. 07, 2017 09:05

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「元慰安婦の女性の声と記憶を次の世代にきちんと知らせよう」

日本市民団体の関係者らが、元日本軍慰安婦たちの苦しい歴史を若い世代に正しく伝えるための基金を立ち上げる。社団法人「希望の種子基金」は9日、東京衆議院第2議員会館で記者会見を開き、今後の活動計画を明らかにする予定だ。10日は東京にある在日韓国YMCA国際ホールで、発足記念集会を開く。

この団体は、韓日慰安婦合意に反発して、昨年6月、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)など韓国の複数の市民団体が設立した正義記憶財団(理事長=チ・ウンヒ)と協力するため、日本市民団体の活動家らが設立した。行事には、正義記憶財団の常任理事であるユン・ミヒャン挺対協共同代表も出席する。

基金の代表理事は、これまで日本で活発に元慰安婦問題を提起してきた「日本軍慰安婦問題の解決に向けた全国行動」の梁澄子共同代表が引き受ける。日本で「戦争と女性の人権博物館、日本後援会」の代表も務めている梁代表は、1993年から日本でただ一人生存している日本軍元慰安婦であるソン・シンド氏(96)の後援にも先頭に立ってきた。2007年はソン氏の法廷闘争と支援運動を描いたドキュメンタリー映画「私の心は負けなかった」を制作し、日本全国100カ所で上映し、2011年の東日本大震災当時、被害を受けたソン氏を東京に連れてきて世話をしている。

基金活動には、過去の歴史と女性問題などについて活動してきた作家や弁護士、教授などの市民団体の活動家たちも理事として乗り出す。日本の若い世代に元慰安婦問題を正しく知らせるための教材を作って、学校や大学などに配布し、大学のセミナーなどに講師を派遣する活動を計画している。また、日本の若者たちを集めて韓国で元慰安婦たちと韓国の若者たちに合わせる旅行も計画している。



徐永娥 sya@donga.com