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ティラーソン米国務長官、「北朝鮮体制を保障」

ティラーソン米国務長官、「北朝鮮体制を保障」

Posted May. 20, 2017 09:14,   

Updated May. 20, 2017 09:15

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米国のティラーソン国務長官は18日(現地時間)、トランプ政権の対北朝鮮基調と関連して、「北朝鮮は危険負担を顧みず、米国に信頼を与えることを望む。私の周囲にも北朝鮮に投資したいという実業家がいる」と述べた。

ティラーソン長官は同日、ワシントン国務省庁舎で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の洪錫炫(ホン・ソクヒョン)特使と40分間会談した席で、「トランプ政権が制裁と圧迫で北朝鮮を困らせているというよりも、長期的には北朝鮮のドアを開けて核計画の廃棄を通じて北朝鮮の発展の契機を作ることができる」とし、このように話したと洪特使が伝えた。

さらにティラーソン長官は、「北朝鮮に対して政権交代もせず、侵略もせず、体制を保障する」と従来の方針を再確認し、「北朝鮮が(トラック1.5会談などを通じて)後ろから(米国の意図を)尋ねず、米国を一度信じなければならない」と強調したと、特使団関係者は伝えた。

また、「先制攻撃、軍事行動オプションに行くまでは多くの段階を経なければならない」とし、「今持っているすべての(対北)手段は外交的・安全保障的・経済的手段という点を明確にする」と強調したと、同関係者は伝えた。

 

一方、トランプ大統領が前日、特使団に会い、「ある条件になれば、関与政策で平和を築く意向がある」と言った内容は、実際よりトーンが若干誇張されて公開されたという。特使団関係者は、「トランプ大統領が『平和』という言葉を言ったのは、洪特使が会話の流れで結果的に(トランプ大統領の発言を)誘導した面がある」とし、「全体的なトーンは対北圧迫と制裁の中で関与に行くということであって、突然立場を変えて平和モードに行くこととは違うようだ」と伝えた。これに対して一部では、特使団が対北基調をめぐって韓米間の意見の相違があまりないことを強調するために、トランプ大統領の発言を実際より積極的に解釈したのではないかという指摘も出ている。



李承憲 ddr@donga.com