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仏、労働改革を推進する「若い首相」を指名

仏、労働改革を推進する「若い首相」を指名

Posted May. 17, 2017 08:39,   

Updated May. 17, 2017 08:39

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仏、労働改革を推進する「若い首相」を指名
1804年に皇帝になったナポレオン以降、フランス史上最も若い最高指導者というエマニュエル・マクロン新大統領(40)は、オランド前大統領より23歳若い。選挙で選ばれた経験がなく、行政経験が短い大統領なので、経験が多くて老練な首相を指名すると思われたが、その予想は外れた。

15日、マクロン氏が首相に指名したえエドワール・フィリップ国民議会議員は47歳で、首相としては若い方だったベルナール・カズヌーヴ前首相より7歳も若い。1984年に37歳で任命されたローラン・ファビウス首相に続き、1958年の第5共和国スタート以降、2番目に若い首相だ。フィリップ氏は2012年に初めて議員になり、中央行政の経験は一度もない。変化へのマクロン氏の渇望がうかがえる。

右派(フィリップ氏)と中道(マクロン氏)で理念指向は異なるが、2人の人生は似ている点が多い。マクロン氏のように北部小都市(ルーアン)で中産層以上の家庭に生まれ、学生時代を送った後、パリでエリート教育を受けた。最高のエリートコースと言われるパリ政治大学と国立行政学教(ENA)の同窓だ。投資銀行ロスチャイルドに勤めたマクロン氏のようにフィリップ氏もフランスの原子力大手アレバで対官業務を担い、事実上ロビイストとして仕事をした。

15日、「私は右派政治家」と明らかにしたフィリップ氏は、マクロン氏よりも保守的だ。同性カップルが結婚する権利を与える投票で棄権した。フィリップ氏の指名を受けて、フェミニスト団体は「フィリップ氏に男女平等は優先順位の政策でない」と反対声明を出した。

フィリップ氏の指名をめぐって、マクロン氏の「労働改革」の信号弾が上がったという分析も多い。マクロン氏の労働市場柔軟化の大統領選公約は、自由主義信奉者であるフィリップ氏と通じる。フィリップ氏は15日、フランス公営放送TF1に出演し、「フランスの労働法は大変硬直しており、かえって労働者を保護できず、失業者を量産している」とし、改正の先頭に立つ考えを明らかにした。

 

フィリップ氏は1週間に3度訓練するボクシング狂だ。フィリップ氏は15日、「ボクシングは自己統制と征服のスポーツ」とし、「首相を務めながらも練習を続けたい」と明らかにした。2冊の推理小説を書いた作家でもある。映画「ゴッドファーザー」を50回以上見たという。前大統領のものまねもユーモアもあるが、冷笑的で傲慢という批判もある。

 

フランス史上、大統領が自発的に所属政党や大統領選陣営の外の人物を首相に指名したのは今回が初めて。結局、鍵になるのは来月行われる総選挙だ。総選挙に惨敗して野党に首相指名権を渡すことになる場合、フィリップ首相の任期は1ヵ月ほどで終わることもあり得る。



董正民 ditto@donga.com