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米CIA、北朝鮮核担当「コリア・ミッションセンター」新設

米CIA、北朝鮮核担当「コリア・ミッションセンター」新設

Posted May. 12, 2017 08:55,   

Updated May. 12, 2017 08:57

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米中央情報局(CIA)が10日(現地時間)、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応するための特殊組織「コリア・ミッションセンター((Korea Missions Center・KMC)」を新設したと発表した。北朝鮮に対して強硬な姿勢と融和のジェスチャーをかわるがわる送ったトランプ政権が、今度は再びムチを持ったのだ。

CIAは2015年10月から、安全保障の差し迫った危機に対応するために省庁間の仕切りを取り除く計10のミッションセンターを設立してきたが、特定国家を対象としたミッションセンターが設けられたのは初めて、米国の最大脅威の一つに浮上した北朝鮮核問題に集中する意志の表現と見られている。CIAは、東アジア地域を担当する「東アジア・太平洋ミッションセンター」と核兵器関連事案を扱う「武器および不拡散ミッションセンター」も運営している。

CIAのマイク・ポンペオ長官は同日、声明で、「(コリア・ミッションセンターの新設を通じて)米国と同盟国に対する北朝鮮発の危機に対応するにあたって、CIAがさらに強力に指揮し、努力を統合できるようになった」と明らかにした。CIAのジョナサン・リュー報道官は、「米国を狙う脅威が現在進行形であるため、CIAも進化しなければならない」とし、KMC新設の背景を説明した。CIAは、経験豊富な人材を多く配置し、身元が公表されていないベテラン専門家をセンター長に任命したという。

ジョン・ニクソン元CIAアナリストは、CNNとのインタビューでKMC創設について、「(北朝鮮に関する情報作業を)しっかり開始するという信号」と分析した。そして、「韓国の情報機関とCIAの協力が頻繁になるだろう」とし、CIAが重量感のある要人を韓国に派遣するなどCIAソウル支部を強化する可能性が高いと説明した。



韓基渽 record@donga.com