Go to contents

中国で2年ぶりに最悪の黄砂、ゴールデンウィークの韓国を襲う

中国で2年ぶりに最悪の黄砂、ゴールデンウィークの韓国を襲う

Posted May. 09, 2017 10:52,   

Updated May. 09, 2017 10:57

한국어

中国で2年ぶりに最悪の黄砂が発生した。4日、北京には今年初の黄砂警報が発令され、韓国は2日後の6日朝から7日まで黄砂の影響圏に入る。

モンゴルのゴビ砂漠と中国の内モンゴルから3日から飛来してきた黄砂により、中国北西部と北部のほとんどの地域が4日、濃い黄砂に包まれた。中国気象台は、今回の黄砂は新疆、内モンゴル、山西、北京、天津、吉林など40以上の省、市、区に渡って160万平方キロメートルに影響を及ぼしていると明らかにした。中国大陸の6分の1が影響を受けたのだ。

4日、北京の空気質指数(AQI)は公式発表の最高値である500を記録し、粒子状物質(PM10)濃度は1立方メートルあたり1000μgまで上昇した。北京の粒子状物質の濃度が1000μgに達したのは、2015年4月15日以降約2年ぶりのことだ。韓国は151μg以上であれば、「非常に悪い」で、粒子状物質特報を出して、外部活動をなるべく控えるよう勧告する。北京の首都空港では可視距離の低下で40便余りの航空機が遅れ、15便がキャンセルとなった。

韓国気象庁は、黄砂が北西風に乗って南下しながら、5日夜、西海5島を皮切りに、6日昼から全国のほとんどの地域で黄砂が現れるだろうと予想した。内モンゴル地域に低気圧が発達したことで発生した黄砂が、強い北西風に乗って韓半島に流入されるという。6日は、粒子状物質の濃度が高くなり、一部の地域では、粒子状物質特報が出されるものとみられる。さらに花粉の発生がピークに達し、呼吸器患者は、格別な注意が必要だと気象庁は呼びかけた。



具滋龍 bonhong@donga.com · 李美智 image@donga.com