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韓半島に向かっていなかった?「カールビンソン・ハプニング」

韓半島に向かっていなかった?「カールビンソン・ハプニング」

Posted April. 20, 2017 08:24,   

Updated April. 20, 2017 08:34

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米国のトランプ大統領が北朝鮮の6回目の核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射などの戦略挑発に対応するために韓半島に再展開したと明らかにした原子力空母「カールビンソン」(CVN70)が、実際には韓半島に向かわずオーストラリア海域に移動していたことが分かった。15日の故金日成(キム・イルソン)主席の105回目の生誕日を機に韓半島周辺に「4月危機説」が流れた根拠が、事実ではなかったのだ。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、18日現在、オーストラリアの北西の海上にあるカールビンソンは、今や韓半島に向かっている。米軍関係者は同日、AFP通信に「カールビンソンがオーストラリアの北西の海上にあり、24時間以内に東海(トンヘ・日本海)に向かって航海する」と明らかにした。カールビンソンは早ければ25日頃、東海に到着するものと見られる。

米軍太平洋司令部は8日、「韓半島地域の第一の脅威である北朝鮮に直接対応するための措置」とし、カールビンソンをシンガポールから韓半島に緊急移動するよう指示したと明らかにした。しかし、カールビンソンは1週間後の15日、インドネシアのスマトラとジャワ島の間のスンダ海峡を通過していた。同紙は、米軍関係者の話を引用して、「先週、カールビンソンはインド洋海上でのオーストラリア海軍との合同演習のため、(韓半島と)正反対の方向に航海していた」とし、「15日、韓半島から南西側4830キロ以上離れた所にあった」と伝えた。

韓半島と周辺国を一触即発の危機に追い込んだカールビンソンの動きが、北朝鮮と中国を圧迫して北朝鮮挑発を制御するためのトランプ政権の意図的な欺瞞戦術だったのか、米政府内の意思疎通の齟齬によるハプニングだったのかは分からない。ホワイトハウス関係者はCNNに、「ペンタゴン(米国防総省)がホワイトハウスにカールビンソンの正確な位置をアップデートしなかった」とし、内部の意思疎通に問題があったと伝えた。しかし、ワシントンでは当分の間、北朝鮮に対する軍事措置は後順位に置いて圧迫手段に使用し、中国の態度を変化させ、対北制裁に力を入れるというトランプ政権の考えが反映された事例という見方が支配的だ。



李承憲 ddr@donga.com