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「安倍の対抗馬」小池東京都知事

Posted April. 19, 2017 08:25,   

Updated April. 19, 2017 08:26

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「自民党を除いて支持勢力だけで過半数の議席を目指す」

最近、日本の政界で「台風の目」となっている小池百合子(65)東京都知事は、18日に報道された毎日新聞とのインタビューで、「(支持勢力に自民党は)入っていない」と述べ、7月の東京都議会選挙に臨む覚悟を明らかにした。同紙は、「自民党との全面対決の姿勢を改めて鮮明にした」と強調した。

小池氏は自民党所属だが、自身が率いる「都民ファーストの会」を中心に選挙を行う方針だ。全42選挙区に公認候補を擁立する方針で、すでに25人を公認した。メディアでは、127議席のうち単独過半数の64議席以上を占める可能性は十分と見ている。

小池氏の力は、圧倒的な支持率から出ている。FNNが15、16日に行った世論調査で、70%以上が小池氏を「支持する」と答えた。支持率だけ見ると、安倍晋三首相より10~20ポイント高い。

小池陣営は、既存の政治家を吸収して急速に勢力を伸ばしている。野党の民進党では、都議会選の公認を受けた36人のうち9人が離党し、ほとんどが小池陣営と連帯する考えを明らかにした。自民党でも離脱者が続出している。都民ファーストの会の公認25人のうち11人が自民党出身だ。

小池氏は昨年8月に就任した後、「透明な行政」を掲げて大胆な改革を相次いで推進した。2020年東京五輪開催のコストが天井知らずに跳ね上がると、新築の競技場3ヵ所の建設を保留した。実家の自民党の反発にかかわらず「聖域」と見なされた政党復活予算を廃止し、「公約を守る」として自身の給与を半分に削減し、都民の熱狂的な声援を受けた。

放送局のアンカーだった小池氏は、1992年に政界入りした。第1次安倍内閣の2007年に初の女性防衛相を務め、スポットライトを浴びた。しかし、2012年の自民党総裁選挙で安倍首相のライバルを支持したことで、しばらく臥薪嘗胆の時を過ごさなければならなかった。昨年の都知事選挙では自民党の公認を受けることができず、単独で立候補し、自民党公認候補に100万票以上の差をつけて当選した。

小池氏は昨年10月、「次世代の政治家を育てる」として政治家養成所「希望の塾」を作り、独自の勢力化に始動をかけた。「政界のバロメーター」と呼ばれる都議会選挙で圧倒的な勝利を収める場合、自民党を出て全国政党を作り、安倍首相の牙城に挑戦する可能性が高い。



張源宰 peacechaos@donga.com