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約束のトランプvs裏切りのトランプ

Posted April. 18, 2017 08:39,   

Updated April. 18, 2017 08:39

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「私たち(トランプ政権)は、国境、エネルギー、雇用、規制問題などに対する約束を一つずつ守っている。私たちは本当に米国を再び偉大にさせつつある」。(トランプ大統領の12日のツイッター)

「トランプ大統領が自分の約束をどれほど多く破ったか、一つ一つ追跡するのも大変なほどだ。彼が見せた(唯一の)パターンは、(彼を信じる人々に対する)裏切りだけだ」(米紙ニューヨーク・タイムズの16日付社説)

トランプ氏は、「大統領就任後、(約束どおり)外国に奪われた雇用は戻り、不法移民者は急減し、法と正義が復元されつつある」と自評してきた。しかし、大統領選で反トランプを露わにした米紙ニューヨーク・タイムズは、「トランプ氏の10秒信念」という16日付の社説で、「彼が自ら約束し、自ら覆したり撤回したりした大小の発言や約束だけでも15にのぼる」とし、一つ一つ批判した。トランプ氏は政権に就いて100日も経っていないが、△シリア、△ロシア、△北大西洋条約機構(NATO)、△医療保険(ヘルスケア)、△租税改革、△(大統領の)休暇、△処方薬の価格、△租税の穴、△中国、△北米自由貿易協定(NATFA)、△トランプ・グループ、△連邦準備制度、△所得税、△雇用統計、△輸出入銀行について発言を変えたという。

「自分がすればロマンス、他人がすれば不倫」といった具合の態度変化が多いと、同紙は指摘した。例えば、「2013年にシリアの化学兵器使用に対応する軍事作戦をオバマ大統領が推進した時、『いかなる介入もだめだ』と言ったが、最近シリア空爆を強行した。オバマ氏の夏期休暇を批判し、「私(トランプ)が大統領に就任すればすべき仕事がとても多いので、ホワイトハウスをほとんど空けない」と言ったが、毎週末にフロリダ州のマー・ア・ラゴを訪れている」と批判した。

同紙は、「トランプ大統領の(変わらない)信念や原則は、(他人に)勝つことだが、その勝利はすべての国民のためのものではなく、自分のためだけのもの」と指摘した。

トランプ氏は16日、「納税者の日」(4月15日)を迎えて自分の納税問題を取り上げ、街頭のデモ隊について、「私は先の大統領選挙で簡単に(大きく)勝った。このデモ隊の背後に誰がいるのか調べてみなければならない。選挙は終わった」とツイッターに書き込んだ。



夫亨權 bookum90@donga.com