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DMZを訪れたペンス米副大統領、対北強硬姿勢を再確認

DMZを訪れたペンス米副大統領、対北強硬姿勢を再確認

Posted April. 18, 2017 08:35,   

Updated April. 18, 2017 08:36

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米国のトランプ政権のナンバー2であるペンス副大統領は17日、雨が降る中、大統領権限を代行する黄教安(ファン・ギョアン)首相と共に傘をさして歓談するなど、和気あいあいとしたムードを演出した。

 

黄氏は、ペンス氏が搭乗した車がソウル鍾路区三清洞(チョンロク・サムチョンドン)の首相公館に到着すると、傘を持ってペンス氏一行を迎えた。黄氏は、ペンス氏が車から降りると、並んで傘を差し、昼食会場の「三清堂」まで歩いて50メートルほど移動した。黄氏はこの席で、三清堂の歴史と周辺の古木などを説明したという。ペンス氏は黄氏に「今回の訪問は数ヵ月前に企画されたが、タイミングが重要だった。韓国に対する揺るぎない米国の意志を再確認する機会だと考える」と話した。

これに先立ち、ペンス氏は同日午前、予告なく南北対峙の象徴である非武装地帯(DMZ)を訪れ、韓米合同防衛態勢を点検した。ペンス氏は随行記者団に、「私がここに来たことが、北朝鮮の核問題を解決するという米国の意志を示す」、「北朝鮮に対するすべてのオプションはテーブルの上にある」と強調し、トランプ政権の北朝鮮に対する超強硬基調を再確認した。

ペンス氏は続いて、板門店(パンムンジョム)の共同警備区域(JSA)警備大隊のキャンプ・ボニファスに到着し、韓国側の「自由の家」を訪れ、将兵の服務状況を点検し激励した。ペンス氏は、「自由の家」を「自由の最前線(frontier of freedom)」と表現した。さらに軍事境界線(MDL)からわずか25メートル離れた最北端「オウルレッ警戒所」を訪れ、望遠鏡で北朝鮮側を見た。ペンス氏はDMZ訪問後、記者団に「私の父(エドワード・ペンス)が少尉として1952年から1953年まで韓国戦争に参戦した。ここに来て父親が戦った戦場も見ることができた。韓米間パートナーシップは家族、そして私にとって自負心だ」と韓国との縁を強調した。

 

ペンス氏は、黄氏との共同記者会見でも父親の韓国戦争参戦を取り上げ、韓国語で「アンニョンハシムニカ(こんにちは)」、「カッチカプシダ(一緒に行きましょう)」と挨拶した。



李承憲 ddr@donga.com