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アフガニスタンに投下した「爆弾の母」GBU43の威力は?

アフガニスタンに投下した「爆弾の母」GBU43の威力は?

Posted April. 15, 2017 08:34,   

Updated April. 15, 2017 08:37

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米国が13日、アフガニスタンに投下したGBU43は、核兵器を除けば、米軍が保有する最も強力な爆弾であり、「全爆弾の母(Mother Of All Bombs・MOAB)」と呼ばれる。6キロ上空から落下され、地上1.8メートル地点で11トンのTNT火薬の破壊力で爆発し、岩石や地下施設を爆破させることが長所なので、バンカーバスターの女王とも呼ばれる。

GBU43は、2003年にイラク戦争に緊急投入するために、BLU82「デイジーカッター」を改良して作られた。長さ9.18メートル、直径103センチメートル、重さ10.3トンで、一瞬にして半径数百メートルを火だるまにする狂風を伴うという。2003年3月にフロリダ州で行われた初めての投下実験では、32キロ離れていても白いキノコ雲が確認でき、48キロ離れた所でも爆発音が聞こえるほど強力だった。価格は1600万ドル(約182億ウォン)。

非核兵器の中では最高だが、核兵器よりは破壊力が劣る。米国が保有している最小の核爆弾B61の爆発力は300トンのTNT火薬規模で、GBU43の27倍だ。第2次世界大戦当時、米軍が広島に投下した原子爆弾(1万5000トン)と比べると、GBU43の破壊力は0.07%にすぎない。ロシアは2007年にGBU43より4倍強力なサーモバリック爆弾(ATBIP)を作ったとし、「全爆弾の父」と名付けた。



趙東住 djc@donga.com