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トランプ大統領、「中国を為替操作国に認定せず」 北朝鮮圧迫でビッグディール

トランプ大統領、「中国を為替操作国に認定せず」 北朝鮮圧迫でビッグディール

Posted April. 14, 2017 08:40,   

Updated April. 14, 2017 08:43

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米国のトランプ大統領が、北朝鮮の核・ミサイル計画の阻止に対する協力を得るために中国を為替操作国に認定しないことを明らかにした。原子力空母「カールビンソン」を移動させて北朝鮮ミサイル迎撃を警告する「ムチ」に続いて「アメ」を示し、中国の北朝鮮への圧迫を誘導しているのだ。

トランプ大統領は12日(現地時間)、ホワイトハウスでのウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、「中国は数ヵ月間、為替を操作しなかった。中国は為替操作国ではない。今週出る報告書で中国を為替操作国に認定しない」と言明した。そして、「今認定すれば北朝鮮の脅威をめぐる中国との対話を危険にさらす恐れがある」と理由を説明した。

これまで中国を為替操作国と圧迫してきたトランプ大統領の方向転換は、習主席が12日の電話会談で北朝鮮への圧迫の努力をすると約束したことへの答礼と見える。トランプ大統領は、「習主席が電話会談で、『最近、中国内に石炭の搬入を試みた北朝鮮の石炭運搬船を北朝鮮に送り返した』と言った」と伝えた。

トランプ大統領は、6、7日のフロリダ首脳会談で、北朝鮮問題と米国の対中貿易赤字問題を対等交換する「ビッグディールを提案した」ことを明らかにした。トランプ大統領は、「米国は中国に莫大な貿易赤字があり、このまま放置できない。(習主席に)『莫大な取引をしたくないか』と話しかけた。(取引を望むなら)北朝鮮問題を解決するように言った」と伝えた。また、「それ(北朝鮮問題の解決)は、対中貿易赤字を受け入れるほど価値がある。私は(中国と)『ビックディール』がしたい」と付け加えた。

トランプ大統領は習主席に、「北朝鮮が大量破壊兵器である核兵器を持つことを許してはいけない。北朝鮮がまだその(核兵器)運搬システムを備えていないが、(最終的に)持つことになることを分かっているのではないか」と話したと伝えた。



夫亨權 bookum90@donga.com · 尹完準 zeitung@donga.com