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IAEA 「北朝鮮、寧辺核団地を倍に拡張」

IAEA 「北朝鮮、寧辺核団地を倍に拡張」

Posted March. 22, 2017 08:31,   

Updated March. 22, 2017 08:31

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米国のトランプ大統領が、北朝鮮の新型の高出力ロケットエンジン実験の報告を受け、関連対策を話し合ったと、ホワイトハウスが明らかにした。CNNは、「国防総省関係者たちは今回の実験を評価しており、ロケットエンジンが大陸間弾道ミサイル(ICBM)用である可能性に重きを置いている」と報じた。

スパイサー大統領報道官は20日(現地時間)、定例会見で、「米国は北朝鮮の(核関連)活動を憂慮している」とし、「トランプ大統領がアジア歴訪を終えたティラーソン国務長官に今日会った時、その問題(新型高出力ロケットエンジンの実験)について話し合っただろう」と明らかにした。そして、「ティラーソン長官が(アジア歴訪でオバマ政府の北朝鮮政策である)『戦略的忍耐』政策は終わったという明確な信号を送った」と話し、当分の間、米朝対話の再開は難しいことを再確認した。

 

これに関連して、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は同日、ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、「北朝鮮が最近数年間でウラン濃縮施設の規模を2倍に増やし、特に寧辺(ヨンビョン)核団地でプルトニウムの生産とウラン濃縮に集中している」と明らかにした。天野事務局長は、北朝鮮が保有した核爆弾の数を明らかにしなかったが、米国と中国政府は多くて40個程度と見ていると、同紙は伝えた。

天野事務局長は、北朝鮮核問題の解決策について、「非常に政治的な問題であり、政治的合意が必須」としながらも、「私たち(IAEA)の立場は楽観的であることはできず、状況は非常に悪い」と憂慮した。また「(北朝鮮核問題は)新しい局面に入りつつある」と言った後、自身が2015年に米国と主導したイラン核交渉を取り上げ、「イランと(北朝鮮の)状況がずいぶん違い、単純に比較できない」と述べた。開放経済であるイランは、制裁を加えて対話の舞台に引き出したが、閉鎖経済体制のうえ中国に対外貿易の90%を依存する北朝鮮には、この方式は通用しない可能性がある。

一方、米国務省は、ティラーソン長官が訪韓後のインタビューで、「日本は同盟、韓国はパートナー」と言って起こした韓日差別論議に対して積極的に釈明した。トナー報道官代行は同日、定例会見で、「韓日両国いずれも強力な同盟でありパートナーだ。私は単語の選択をそれほど重視しない」と述べた。ティラーソン長官が訪韓期間に韓国側と晩餐会をしなかったことについて「招待を受けなかった」と話したことについても、「晩餐の日程自体なかった」とし、論議の拡大を警戒した。



李承憲 ddr@donga.com · 黃仁贊 hic@donga.com