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20代男がホワイトハウスに侵入

Posted March. 13, 2017 08:40,   

Updated March. 13, 2017 08:47

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米国のトランプ大統領就任後、ホワイトハウス侵入事件が初めて発生した。

CNNによると、10日夜11時38分頃、バックパックを背負った男がホワイトハウスの垣根を越えて敷地内に入った。ワシントンDC警察は、この男がカリフォルニア州ミルピタス出身のジョナサン・トラン容疑者(26)だと明らかにした。トラン容疑者は、ホワイトハウスの南側の垣根を越えてトランプ大統領がしばしば演説する南側の柱の近くまで入った。事件当時、トランプ大統領は官邸にいたが、特に危険な目に遭うことはなかった。

トラン容疑者のバックパックにはノートパソコンが入っていたが、そのほかに危険物は発見されなかった。大統領警護隊(シークレットサービス)は事件発生直後、警戒態勢を5段階で2番目に高い「オレンジコード」に引き上げ、さらなる侵入事態に備えてホワイトハウスの南側と北側を捜索したが、警護上危険要素は発見されなかったと、CNNは伝えた。

トランプ大統領は事件の報告を受けた後、トラン容疑者を現場で逮捕したシークレットサービスを称賛した。翌日、バージニア州にある「トランプ・ナショナル・ゴルフクラブ」で、昼食後に記者団に、「おかしな人がホワイトハウスに入ってきたが、シークレットサービスが素晴らしい仕事をした」と話した。

しかし、ホワイトハウス侵入事件は前任のオバマ政府でも数回起こったことがあり、シークレットサービスの勤務規律が再び俎上に載せられた。オバマ大統領時代の2014年9月にはイラクに参戦した元兵士のオマル・ゴンザレスが刃物を持ってホワイトハウスに侵入した。ホワイトハウスの外に止められた車から約800発の実弾と斧などが発見された。



李承憲 ddr@donga.com