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38ノース、「北朝鮮で6回目の核実験の可能性」と分析

38ノース、「北朝鮮で6回目の核実験の可能性」と分析

Posted March. 11, 2017 08:43,   

Updated March. 11, 2017 08:43

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米ジョンズ・ホプキンズ大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」が9日(現地時間)、「北朝鮮咸鏡北道吉州郡豊渓里(ハムギョンプクト・キルチュグン・プンゲリ)の核実験場で最近確認された活動を総合すると、北朝鮮が核関連装置と観察装備を設置する場合、急な決定でも6回目の核実験が行われるかねない状況だ」と明らかにした。38ノースは7日、豊渓里核実験場の地域を撮影した商業衛星写真を根拠に、「豊渓里核実験場の坑道北側の入口と主な管理地域、指揮統制所で把握された活動が追加の核実験を準備しているという判断を裏付ける」と付け加えた。

38ノースによると、大型の船積み用コンテナと見える物体が豊渓里核実験場の北側坑道の入口に登場した。また先月18、21日には北側坑道にある野積場に約5メートルのトラックと物資があったが、最近は見られなくなった。38ノースは、「目的は明らかでないが、北側坑道の物資および装備の交換に関連していると見える」とし、「この地域に積もった雪が押さえられてできた跡を見ると、車両が装備と物資を保存する建物と核実験を行うトンネルの間を往復したと見える」と指摘した。核実験場の西側と南側の坑道では特別な動きは確認できなかった。

豊渓里の北側坑道は、北朝鮮が昨年9月9日に5回目の核実験を強行したところだ。38ノースは、「昨年10月から北側の坑道地域で物資と装備が移動する様子が持続的に確認された」と付け加えた。

ゲイリー・セイモア元国家安全保障会議(NSC)大量破壊兵器担当調整官は8日、米議会上院軍事委員会の聴聞会に出席し、「今のような傾向なら、北朝鮮が今後5年や10年内には核兵器搭載の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を開発できると見るのが合理的な推論だ」と話した。

一方、1日に始まった韓米合同演習に米海軍の特殊精鋭部隊シールズが参加していると、朝日新聞が10日、韓米関係筋を引用して報じた。同紙は、シールズが原子力空母カールビンソンに搭乗し、韓国周辺の海域で演習に臨んでいると伝えた。同紙は、シールズが金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長ら北朝鮮高官の暗殺や誘拐も含む作戦計画を策定しているとし、演習に参加したのは、挑発を続ける金委員長に圧力を加えるためのものだと説明した。

10人前後の規模で行動するシールズは、航空機や潜水艦などで敵地の後方に侵入し、要人の暗殺と味方の救出、敵の施設の破壊工作などを行う。2011年にパキスタンで実行したアルカイダの創設者オサマ・ビンラディン容疑者の暗殺も担ったとされる。

同筋は、「シールズの演習参加は、金委員長に恐怖を与え、核実験や弾道ミサイル発射を抑止する狙いがある」と説明した。北朝鮮は昨年の演習の際、「斬首作戦」が含まれていると主張し、強く反発した。



尹完準 zeitung@donga.com · 徐永娥 sya@donga.com