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低迷していた食べ物韓流、日本で蘇る

Posted March. 08, 2017 07:52,   

Updated March. 08, 2017 07:56

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「おいしい!」

7日、日本千葉(千葉)県の幕張メッセで開催された「国際食品・飲料展」。世界3大食品博覧会の一つと言われているこの行事の韓国食品コーナーでは、日本人の嘆声が後を絶たなかった。日本人バイヤーらは、キムチやサムゲタンなどよく知られている韓流食品だけでなく、新鮮な農産物や健康機能性食品にも大きな関心を示した。

韓国農水産食品流通公社(aT)によると、同日から10日まで開かれる博覧会には、史上最多の127社の韓国企業が参加した。韓日関係が悪化して、日本国内で低迷していた食べ物韓流を蘇らせるためだ。展示品も、キムチや高麗人参、お茶、お酒、水産物、加工食品、醤油類など、食品のすべての分野を網羅している。

今回の博覧会には、韓国の地方自治団体8カ所や企業41社が参加する統合国家パビリオンが設置された。国家パビリオンは、「簡単」、「健康」、「プレミアム」などのテーマ別に構成している。簡単食品には、ひとり暮らしや共働き世帯のためのゴンドゥレ味噌汁とインスタントジャージャー飯などが、健康食品には、高齢者を狙って生エゴマ油と菜種油などが展示された。高級食品を求める人たちのためには、水溶性紅参や五味子エキス、有機栽培ジャム、天日塩などを披露した。

統合国家パビリオンのほか、キムチや水産、林産の広報ブース、輸出有望品目ブース、外食企業ブースなど8つの広報ブースを別途運営している。キムチの漬け込み体験と日本の大学生が参加したのり巻きづくりイベントも行われた。aT側は、今回のイベントで1500万ドル(約172億ウォン)規模の相談が行われるだろうと予想した。

行事には、米国や欧州など80カ国から約3000社が参加した。食品バイヤーだけで、7万8000人が参加し、韓国食品を世界に知らせるチャンスになるものと見られる。

韓国食品の対日輸出は、韓流がピークだった2012年は23億9000万ドル(約2兆8000億ウォン)に達したが、その後、両国関係が悪化したことで徐々に減少し、2015年は18億3000万ドル(約2兆1000億ウォン)まで減少した。幸いなことに、昨年は日本軍元慰安婦問題の合意などで雰囲気が好転し、18億9000万ドル(約2兆2000億ウォン)へと4年ぶりに持ち直した。

aTのキム・ホドン東京支社長は、「新商品を開発してプラス成長を維持しながら、2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪や2020年の東京オリンピックの特需を狙って、韓国食品が第2の輸出最盛期を迎えることができるようにしたい」と明らかにした。



張源宰 peacechaos@donga.com