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クリントン母娘が同時出撃

Posted February. 28, 2017 08:36,   

Updated February. 28, 2017 08:36

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クリントン母娘の政治的振る舞いが注目されている。ヒラリー・クリントン元国務長官(70)は24日、民主党全国委員会(DNC)の議長選で映像メッセージを送り、娘のチェルシー氏(37)はメディアとのインタビューやツイッターなどで、トランプ大統領に対する批判を続けている。米メディアは、「ヒラリー氏はまだ完全に終わったわけではない」と政治的再起を指摘し、「チェルシー氏の政界進出の始動が本格化した」と様々な解釈を伝えている。

クリントン氏はDNC映像メッセージで、「先の大統領選の時に作った民主党の進歩的政綱政策は、(反トランプ)デモ隊と党を結ぶ役割をする。私たち(民主党)が主導してきた理念が(街頭の)市民運動家に多くのインスピレーションを与えている」と強調した。さらに、「信念を守って戦い続けよう。私も共に戦う」と強調した。米紙ワシントン・ポストは、「大統領選敗北後、事実上初の政治メッセージ」と報じ、いくつかの進歩系ネットメディアは、「ヒラリーが帰ってきた」と評価した。

世界的な健康・保健問題についての新刊『Governing Global Health』を出版したチェルシー氏は26日、ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、「トランプ大統領に読ませたい一冊の本があるなら何か」という質問に「『本を一冊しか読んだことのない人は絶対信頼するな』という格言がある。真実を独占していると信じる人への大きな警告だ」と答えた。そして「権力者は多く(の本)を読まなければならない。権力が大きければ大きいほど(本を)読まなければならない責任、(他人の意見を)聴かなければならない責任も大きくなる」と強調した。トランプ氏を事実上独裁者だと暗にほのめかしたのだ。チェルシー氏は最近、ニューヨークで開かれた反トランプのデモ行進「私もイスラム教徒だ」に2歳の娘シャーロットと共に参加し、ツイッターで紹介するなど積極的な政治活動をしてきた。ニューヨーク・ポストは、「チェルシー氏がニューヨーク州連邦下院議員選に出るという声が絶えない」と報じた。



夫亨權 bookum90@donga.com