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北朝鮮大使、「遺体は金正男氏」発言を翻す

北朝鮮大使、「遺体は金正男氏」発言を翻す

Posted February. 27, 2017 08:33,   

Updated February. 27, 2017 08:34

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北朝鮮のカン・チョル駐マレーシア大使が、金正男(キム・ジョンナム)氏の遺体に対して事件直後は「正男氏に間違いない」と認めていたが、その後発言を変えたと、朝日新聞が25日付でマレーシア捜査関係者の話を引用して報道した。

マレーシア当局は13日、クアラルンプール国際空港で、金正男氏が毒物攻撃で死亡すると、遺体が金正男氏である可能性が高いと見て、北朝鮮大使館にこれを通知した。当時、この男性は北朝鮮国籍の46歳の「キム・チョル」という名前の外交官用パスポートを持っていて、韓国政府が金正男氏の情報をマレーシア当局に提供したという。

この通知を受けたカン大使が、遺体安置所を訪れ、身体の特徴を確認した後、金正男氏であることを認めた。マレーシア当局はこのため、16日に「遺体は金正男氏」と発表し、北朝鮮大使館を通じて近い家族に遺体を引き渡す考えを伝えた。

しかし、マレーシア捜査当局が、「キム・チョル」と金正男氏を結ぶDNA証拠や指紋、歯の資料を提供してほしいと北朝鮮大使館に求めると、カン大使は突然態度を変えた。マレーシア当局は、公的な照会資料で身元確認されるまで遺体を動かせないと明らかにした。

北朝鮮大使館は17日、声明などを通じて、「司法解剖は必要ない。遺体はキム・チョル以外の何者でもない」と強調し、遺体の早期引き渡しを求めた。



徐永娥 sya@donga.com