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安倍首相、平和憲法改正議論の加速を宣言

安倍首相、平和憲法改正議論の加速を宣言

Posted January. 21, 2017 09:00,   

Updated January. 21, 2017 09:28

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安倍晋三首相は20日、施政方針演説で、「今年は憲法施行70年の節目」とし、「次なる70年に向かって、日本をどのような国にしていくのか。その案を国民に提示するため、憲法審査会で具体的な議論を深めようではないか」と述べた。今年の主要課題で悲願である改憲の意欲を明らかにしたのだ。また、「未来を開くのはすべての国会議員の責任」とし、与野党いずれにも憲法改正議論に積極的に参加するよう求めた。

安倍首相の最終目標は、武力および戦争放棄を規定した憲法9条を改正することだ。しかし、9条改憲に対しては日本国内で反感が大きい。このため大規模災害などが発生した時、首相に権限を集中させる緊急事態条項をまず入れ、今後機会を狙って9条に手を加える「2段階改憲論」が有力視されている。

安倍首相は韓国については、「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」という昨年の表現をそのまま使った。韓日関係が最悪だった2年前、「最も重要な隣国」よりも少し韓国に意味を置いた表現だが、2013と2014年に含まれた「基本的価値を共有する」という内容は3年間外された。

安倍首相はまた、日米同盟を「不変の原則」と強調し、「早期に米国を訪れて、トランプ新大統領と同盟の絆をさらに強化する」と明らかにした。当初27日に議論された日米首脳会談は来月初めに延期されるようだと、日本のメディアが伝えた。安倍首相は北朝鮮に対して「(核ミサイル挑発を)絶対容認できない。『対話と圧力』、『行動対行動』の一貫した方針の下、具体的な行動を取るよう強く求める」と強調した。



張源宰 peacechaos@donga.com