安倍首相の最終目標は、武力および戦争放棄を規定した憲法9条を改正することだ。しかし、9条改憲に対しては日本国内で反感が大きい。このため大規模災害などが発生した時、首相に権限を集中させる緊急事態条項をまず入れ、今後機会を狙って9条に手を加える「2段階改憲論」が有力視されている。
安倍首相は韓国については、「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」という昨年の表現をそのまま使った。韓日関係が最悪だった2年前、「最も重要な隣国」よりも少し韓国に意味を置いた表現だが、2013と2014年に含まれた「基本的価値を共有する」という内容は3年間外された。
安倍首相はまた、日米同盟を「不変の原則」と強調し、「早期に米国を訪れて、トランプ新大統領と同盟の絆をさらに強化する」と明らかにした。当初27日に議論された日米首脳会談は来月初めに延期されるようだと、日本のメディアが伝えた。安倍首相は北朝鮮に対して「(核ミサイル挑発を)絶対容認できない。『対話と圧力』、『行動対行動』の一貫した方針の下、具体的な行動を取るよう強く求める」と強調した。
張源宰 peacechaos@donga.com