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欧州や豪州と軍事協力、日本が対中牽制を強化

欧州や豪州と軍事協力、日本が対中牽制を強化

Posted January. 10, 2017 08:19,   

Updated January. 10, 2017 08:20

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日本が、欧州、オーストラリアとの軍事協力を加速化している。米次期政権のアジア戦略に対する展望が不透明な状況で、協力の枠組みを多様化し、中国を牽制する戦略とみられる。日本は一方で、米国との安全保障協力を民間部門でも拡大している。

9日、朝日新聞などによると、安倍晋三首相は12日からオーストラリア、インドネシア、ベトナム、フィリピンを歴訪し、対中国包囲網を強化する方針だ。これに先立ち、稲田朋美防衛相は8日までの5日間の欧州出張期間、北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストロテンベルグ事務総長と会談し、海洋安保分野で協力を強化することで合意した。

稲田防衛相はその後、岸田文雄外相と共にフランス・パリを訪れ、外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)を開いた。日本とフランスはこの会合で、「物品役務相互提供協定(ACSA)」の締結交渉入りで一致した。また、中国を念頭に、「南シナ海で緊張を高める一方的行動への強い反対」を表明する共同声明を出した。日本は現在、英国ともACSA締結を推進しており、オーストラリアとのACSA改正案署名も検討中だ。

9日、東京新聞などによると、米国防総省は昨年11月、東京の経済産業省で日本の民間技術を米軍の装備に採用するための説明会を開いた。日本政府の案内を受けた約60社の企業が参加して大盛況だった。今回の説明会は、2014年に続き2回目の開催だ。説明会の後、4日間、先端技術を保有する日本企業との個別面談が行われた。日本は武器や関連技術の輸出を原則的に禁止した「武器輸出三原則」を2014年に全面改正して以降、友好国への輸出を積極的に推進している。



張源宰 peacechaos@donga.com