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トランプ氏、国務長官に石油会社CEOを検討

トランプ氏、国務長官に石油会社CEOを検討

Posted December. 12, 2016 08:40,   

Updated December. 12, 2016 08:42

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米国のトランプ次期大統領が、次期政権の外交政策を統括する国務長官に世界最大のグローバル石油企業エクソンモービルのレックス・ティラーソン最高経営責任者(CEO、64)を検討していると、米紙ニューヨーク・タイムズなど米メディアが10日(現地時間)付けで報じた。ティラーソン氏が実際に指名されて上院で承認されれば、公職経験のない初の国務長官になる。また新政権の対外政策は、トランプ氏とティラーソン氏という二人の「ワシントン・アウトサイダー」が主導することになる。

米テキサス出身のティラーソン氏は1975年にエクソンモービルに入社し、2006年にCEOになった世界石油業界の大物だ。トランプ氏は同日、ティラーソン氏にニューヨークのトランプ・タワーで会った後、記者団に「ティラーソン氏は単なるビジネスマンではなく、ワールドクラスのプレーヤーだ」と評価した。ティラーソン氏は石油事業に携わり、米国と関係がぎくしゃくしているロシアのプーチン大統領とも密接な関係だ。ティラーソン氏は、エリツィン元大統領時代からプーチン大統領と交流があり、少なくとも17年間続いている」と米紙ワシントン・ポストが伝えた。

トランプ氏が公職経験が皆無の大企業CEOのティラーソン氏を国務長官に抜てきするのは、「米国第一主義」を主張したトランプ氏が同盟など外交問題までカネ取引の観点で見ているのではないかという指摘が出ている。ニューヨーク・タイムズは、「ロシア問題をはじめ中国との南シナ海問題、北朝鮮の核問題を扱うことができるのか」と批判した。



李承憲 ddr@donga.com