Go to contents

ISナンバー2の報道官がシリア・アレッポで死亡

ISナンバー2の報道官がシリア・アレッポで死亡

Posted September. 01, 2016 07:45,   

Updated September. 01, 2016 08:38

한국어
「イスラム国」(IS)幹部のアブムハンマド・アドナニ報道官(39)がシリア北部アレッポで死亡した。アドナニ報道官は全世界の「一匹狼」を刺激して欧米へのテロを促すIS広報戦略を総括してきた人物で、米国が懸賞金500万ドル(約56億ウォン)をかけて指名手配していた。

ISは先月30日、宣伝メディア「アマーク通信」を通じて、「アドナニ報道官がアレッポで作戦を指揮し、殉教した」とし、「生より死を愛する新しい世代が欧米に復讐するだろう」と発表した。ISはアドナニ報道官がいつどこでどのように死亡したかについては明らかにしなかった。米情報当局は、米軍によるアレッポ北東部の都市への爆撃で死亡したと見ている。

シリア出身のアドナニ報道官は、2003年の米国のイラク侵攻後、反政府軍で活動した初めての外国人戦死でISの創立メンバーだと、BBCが伝えた。ISの報道官として活動し、残忍で有名なISの斬首動画など広報の製作を総括したほか、「一匹狼」にISに参加するよう呼びかけてきた。今年のフランス・パリ、ベルギー・ブリュッセル、バングラデシュ・ダッカで起こったISテロを企画し、テロ犯雇用にも深く関与した。

ISの戦略家であるアドナニ報道官の死は、トルコ、米国、ロシア、シリア反政府軍、クルド軍などから攻撃を受け、イラク、シリアでの掌握力が落ちているISの総体的難局を象徴する事件だ。アドナニ報道官が5月、イスラム教の聖月ラマダンを控え、全世界のイスラム教徒にISの敵を攻撃するよう扇動し、6,7月のラマダンはテロで血に染められた。当時、アドナニ報道官は、「私たちがイラクで都市を失って砂漠に追いやられることを敗北と考えるか。そうではない。真の敗北は戦う意志と熱意を失うことだ」と決死の抗戦を呼びかけた。



카이로=조동주특파원 カイロ=チョ・ドンジュ特派員 djc@donga.com