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インドネシア、自国領海で不法漁労の外国漁船23隻を爆破

インドネシア、自国領海で不法漁労の外国漁船23隻を爆破

Posted April. 07, 2016 07:20,   

Updated April. 07, 2016 07:38

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インドネシアの海軍と海洋警察が5日、自国の領海と排他的経済水域(EEZ)で不法漁労をして拿捕された外国漁船23隻を海で爆破させた。

爆破後に粉々になって海に沈んでいった船舶は、ベトナム漁船が13隻、マレーシア漁船10隻で、南シナ海近隣のラナイ港など7つの港で同時に爆破がなされたと、AP通信が伝えた。スシ・プジアストゥティ海洋水産相は、首都ジャカルタの執務室でリアルタイムのネット配信を通じて爆破の様子を見守った。

周辺国の反発にもかかわらずインドネシアが外国漁船を爆破させる措置を取ったのは、不法漁労による自国漁民の被害が甚大なためだ。約1万7000の島を持つインドネシアは領海が膨大だが、海軍と海洋警察の能力はそれに大きく及ばず、外国漁船の不法漁労が絶えない。特に、海洋強国を標ぼうするジョコ・ウィドド大統領が就任した2014年10月以降、対応が強硬になっているという分析もある。これまでインドネシアは約200隻の不法漁船を摘発し、このうち174隻を爆破した。これには中国漁船も含まれており、中国政府が強く抗議した。その後インドネシア政府は不法漁労にともなう拿捕を周辺国に通知するホットラインを設置することにしたが、不法漁船を爆破するやり方は続ける方針だ。



김수연기자 キム・スヨン記者 sykim@donga.com