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中国「両会」、「腐敗撲滅」に拍車

Posted March. 08, 2016 07:16,   

Updated March. 08, 2016 07:32

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中国最大の政治行事である「両会」(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)の期間に、地方政府指導者の腐敗行為が公開されている中、飛行機を賄賂に受け取った山西省のある銀行書記(頭取)が俎上に載せられた。

王儒学・山西党書記は6日、山西省の全人代代表団の記者会見で、「ある銀行の元書記兼会長」が12の企業の便宜を図る見返りに3億9000万元(約700億ウォン)の飛行機を賄賂として受け取り、個人用に使ったと明らかにした。中国経営報は、王書記が匿名で言及した人は、昨年7月に不正疑惑で捜査を受けている晋商銀行の上官永清元書記だと明らかにした。

王書記によると、上官元書記は銀行で融資をする際、正規の利子に加えて2%を「顧問料」の名目で自分が株を保有する会社の通帳に入金させて着服した。銀行名義で基金会や飛行クラブなどを作り、資金を個人的用途に使っていた部分が確認された。

王書記は、「『仮公済私 損公肥私(公の立場を利用して私腹を肥やし、公を損ない私利に走る)』典型的な事例だ」と叱責した。王書記は、「長期に渡って韓国から直接空輸した牛乳を飲む豪華で贅沢な生活をしていた」とも紹介した。韓国の牛乳は中国の一般のスーパーマーケットで購入する場合、中国のものよりも2倍以上高い。

中国経営報によると、昨年7月の捜査で、上官元書記の自宅から建国50周年記念の50元紙幣など記念紙幣が入った箱が70箱も出てきたという。

一方、王書記は、「上官元書記のほかにもある副省長が6億4400万元を賄賂として受け取り、省内9県の全財政を合わせたよりも多かった」と嘆いた。石炭開発の不正などで省や地方政府の公務員が続々と不正疑惑で捜査を受け、山西省だけで空席が300を超えると吐露した。



베이징=구자룡특파원 北京=ク・ジャリョン特派員 bonhong@donga.com