Go to contents

サウジ、砂漠に世界最大規模の公園を作る

サウジ、砂漠に世界最大規模の公園を作る

Posted March. 21, 2019 08:22,   

Updated March. 21, 2019 08:22

한국어

サウジアラビアが「砂漠の都市」リヤドを緑地に変える事業を推進する。

サウジアラビアの国営新聞アラブニュースなどによると、サウジ政府は19日、「グリーン・リヤドプロジェクト(The Green Riyadh Project・鳥瞰絵)」を発表した。投資だけで230億ドル(約26兆ウォン)に達する大規模な事業だ。サウジ政府は、「首都リヤドを世界で最も魅力的で住みやすい都市に作りたい」として、今年下半期(7〜12月)から作業を開始すると発表した。

プロジェクトによると、リヤド空軍基地に現国王の名前から取った「キングサルマン公園」が建設される。面積は13.4平方キロメートルで、ソウル汝矣島(ヨイド)公園(0.23平方キロメートル・約7万坪)の58倍、ニューヨーク・セントラルパーク(3.41平方キロメートル)の4倍にもなる世界最大規模だ。サウジ政府はここに大規模な住宅複合施設、ショッピングモール、スポーツ競技場、ホテルなどを一緒に建設することにした。

また、リヤド都心全体に750万本の木を植え、都心の内外をつなぐ長さ135キロメートルに達するサイクルトラックを建設する。大型博物館や美術館なども新たに作る。

現在リヤド全体面積の緑地率は1.5%前後。グリーンリヤドプロジェクトが完了したら、リヤドの緑地率は9%へと高まる。1人当たりの緑地の広さも、現在の1.7平方メートルから、世界保健機関(WHO)の勧奨値の3倍に当たる28平方メートルへと増える。サウジ政府は、グリーンリヤド事業を通じて、7、8月の平均最高温度が43度に達するリヤドの温度が2度ほど下がるだろうと期待している。

経済効果もかなり大きいと予想される。サウジ政府は、「今回の事業を通じて約7万件の雇用を創出し、リヤドを環境にやさしい持続可能な開発を代表する都市に作りたい」とし、「国際社会の共同課題である気候変動に対応するための私たちの姿勢を示したい」と抱負を明らかにした。最近サウジ政府は、「ビジョン2030」という名前で脱石油時代に備えた経済・社会改革プロジェクトを相次いで進めている。


徐東一 dong@donga.com