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ポンペオ国務長官「米朝の深い不信...信頼ではなく検証の問題」

ポンペオ国務長官「米朝の深い不信...信頼ではなく検証の問題」

Posted March. 21, 2019 08:03,   

Updated March. 21, 2019 08:03

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非核化交渉の中断を考慮するという北朝鮮に対する米高官の警告と非核化決断要求のメッセージが続いている。米国は、国際社会の北朝鮮に対する制裁履行協力を引き出そうと動いている。

19日(現地時間)、国務省によると、ポンペオ米国務長官は18日、カンザス州での現地報道機関とのインタビューで、「(米朝)両国に深い不信がある」とし、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が実際に約束を履行するのを見る必要がある」と述べた。ポンペオ氏は、「金正恩氏が交渉で誠実だとどのように信じるのか」と尋ねられ、「信頼に関するものではなく検証に関するもの」と強調し、このように話した。ポンペオ氏は、「金正恩氏が(非核化を)約束した指導者であり、北朝鮮住民の明るい未来と韓半島の平和に向けて非核化の準備ができていると話した」とし、「行くべき道は遠いが、私たちはその過程に力を入れている」と付け加えた。

ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)の強く圧迫した。ボルトン氏は同日、FOXビジネスとのインタビューで、「北朝鮮が核・ミサイル実験を再開するなら、トランプ氏に大きな影響を与えるだろう」と話した。北朝鮮が実験を再開すれば、トランプ氏が「非常に失望するだろう」と強調し、核とミサイル実験の中止は金正恩氏が首脳会談で数回した約束であることを喚起させた。

 

一方、トランプ氏はニューヨークの北朝鮮国連代表部を通じて、北朝鮮との水面下のチャンネルを活用しようとしたビーガン北朝鮮政策特別代表の努力を阻止するなど、非核化交渉の手綱を統制していると、米誌タイムが報じた。ニューヨークで先週、国連安保理常任理事国関係者と会合したビーガン氏は同日、ロンドンで英国、フランス、ドイツの外交安保関係者と北朝鮮の非核化問題について協議した。この席で英国とドイツは、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)を支持する」という意向を明らかにしたと、自由アジア放送(RFA)が伝えた。

スイス・ジュネーブで開かれた国連軍縮会議では、米朝間で舌戦も繰り広げられた。ロイター通信によると、ポブレーテ米国務次官補(軍縮・検証・順守担当)は、「北朝鮮が安全と成長を達成する唯一の道は、すべての大量破壊兵器と弾道ミサイル計画を放棄すること」と強調した。一方、北朝鮮ジュネーブ代表部のチュ・ヨンチョル参事官は、「米朝が信頼を築くには意見の相違を一つずつ解決しなければならないが、米国が『非核化前の制裁緩和は不可』というとんでもない主張をした」と批判した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com