Go to contents

米ビーガン特別代表「段階的な非核化はない」

米ビーガン特別代表「段階的な非核化はない」

Posted March. 13, 2019 08:05,   

Updated March. 13, 2019 08:05

한국어

北朝鮮の非核化の実務交渉責任者である米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表が11日(現地時間)、「非核化を段階的に進めるつもりはない。完璧に一致した米政権の立場だ」と明らかにした。対北強硬派のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)に続きビーガン氏も、米国が非核化の段階的アプローチをあきらめ、一括妥結式「ビッグディール」に旋回したことを確認したのだ。

ビーガン氏は同日、ワシントンのカーネギー国際平和基金が主催した座談会で、トランプ米大統領が2回目の米朝首脳会談で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に、大胆に「オールイン」するよう求めたことに言及し、「大統領は会談のテーブルにのせた『トータル・ソリューション(完全な解決法)』を望む」と強調した。

そして、大量破壊兵器と関連して、「化学兵器禁止条約(CWC)の実行機関である化学兵器禁止機関(OPCW)が、北朝鮮の化学兵器問題の解決において重要なパートナーになるだろう」と述べた。また、トランプ氏が東倉里(トンチャンリ)ミサイル発射場の復旧に関する報告を非常に深刻に受け止めていると伝え、北朝鮮のミサイル挑発が差し迫っている可能性を示唆した。さらにビーガン氏は、「外交はまだ非常に活発だ。北朝鮮と対話の扉も開いている」とし、北朝鮮の応答を求めた。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com