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米大統領補佐官、「目を見開いて北朝鮮を監視」

米大統領補佐官、「目を見開いて北朝鮮を監視」

Posted March. 12, 2019 08:29,   

Updated March. 12, 2019 08:29

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米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)(71)が、2回目の米朝首脳会談決裂後、強硬になるトランプ政権の北朝鮮政策の先鋒に立った。ボルトン氏は1週間の間、報道機関6社と立て続けにインタビューを行い、北朝鮮に対する圧力と警告メッセージを送った。北朝鮮との「ビッグディール」を望むトランプ大統領の決心にボルトン氏の影響が強く作用したと見られ、今後の北朝鮮との交渉再開の敷居が高くなると予想される。

●北朝鮮への不信を露呈する強硬派

ボルトン氏は10日(現地時間)、米ABC放送やFOXニュースとのインタビューで、北朝鮮東倉里(トンチャンリ)の西海(ソヘ)ミサイル発射場復旧の動きと関連して、「北朝鮮が今何をしているのか、目を見開いて監視している」と警告した。また、段階的な非核化でなく一括妥結、すなわちビッグディールにこだわることも繰り返し強調した。ボルトン氏は、「トランプ氏は北朝鮮の『行動対行動』術策にだまされた前大統領の失敗を繰り返さないという点を明確にした」とし、「レバレッジは北朝鮮ではなく米国にある」と主張した。トランプ氏も2回目の首脳会談決裂直後、「米国は北朝鮮をインチ単位で把握している」と述べた。

3回目の首脳会談の可能性については、「トランプ氏は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との個人的な関係に自信を持っている。また会う準備ができている」としつつも、「3回目の会談まである程度の時間が必要かもしれない」とし、短期間には難しいという考えを示した。

特にボルトン氏は、北朝鮮に対する不信をストレートに表現した。ボルトン氏は、オバマ、ブッシュ、クリントン政権がすべて北朝鮮との交渉で失敗した前例を出し、「北朝鮮は1992年から少なくとも5回、核兵器を放棄すると約束したが、これまで非核化はしなかった。興味深くないか」と述べた。北朝鮮がミサイルを発射すれば驚くかという質問には、「私は北朝鮮をブッシュ政権の時から見てきた。非核化に関する北朝鮮のいかなる『ゲーム』ももはや私を驚かせない」とし、冷笑的な反応を示した。

● 「ボルトンの時代」が来る

外交専門家たちは、2回目の首脳会談でトランプ氏が正恩氏に渡したというビッグディール文書もボルトン氏が主導して作成したと見ている。ボルトン氏の影響力は、昨年、マティス国務長官、ケリー大統領首席補佐官などトランプ政権内のいわゆる「大人の枢軸(Axis of adults)」が次々に退場し、ますます拡大した。米政治専門誌「アトランティック」は4月号で、「大統領の質問にだけ答えるボルトン氏が米外交安保政策で最も重要な人物になった」とし、「ボルトン氏は正恩氏を敵と感じており、できることなら米朝交渉を決裂させようとするだろう」と付け加えた。

ただしボルトン氏が、「リビア式解決法」(「先」非核化、「後」補償)を押しているが、これは、ビーガン北朝鮮政策特別代表が1月末に明らかにした「同時的・並行的履行」基調に反するわけではないという見方もある。

ある国内の外交筋は、「ボルトン氏が『一括妥結』を強調したのは、非核化の定義と行程表に対する規定が必要だという意味」とし、「非核化の最終指向点がない状態で『同時的履行』を問題にした」と説明した。ボルトン氏とビーガン氏の強調するところが異なるだけであって、すべての大量破壊兵器を含む「非核化」の行程表を描いた後に段階的に非核化を進めることは依然としてトランプ政権の基本的な「非核化構想」という意味だ。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 ハン・ギジェ記者 lightee@donga.com · record@donga.com