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訪米の金英哲氏、19日に「進展した非核化」カードを出す模様

訪米の金英哲氏、19日に「進展した非核化」カードを出す模様

Posted January. 19, 2019 09:13,   

Updated January. 19, 2019 09:13

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北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長が17日(現地時間)、米国の首都ワシントンに到着し、3日間の訪米日程に突入した。英哲氏の訪米によって、2回目の米朝首脳会談の準備と発表、北朝鮮の非核化措置と米国の相応措置の調整を通じて具体的な成果を導き出す案がスピード感をもって明らかになるとみえる。

英哲氏は同日午後6時34分、ユナイテッド航空808便に乗ってワシントンのダラス国際空港に到着した。昨年6月初めの初めての訪米でニューヨークとワシントンを訪れて7ヵ月ぶりに米国の「心臓部」に直行したのだ。米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表の出迎えを受けて貴賓室で歓談を交わした北朝鮮代表団は、入国手続きを終えた後、米国の厳戒な警護を受け、宿泊先のワシントン市内のホテルに直行した。

英哲氏は翌日18日午前、国務省庁舎でポンペオ国務長官と会談し、米朝首脳会談を開催するために必要な関連事項を最終調整した。高官協議の進行経過によって、午後(韓国時間19日午前)にはホワイトハウスでトランプ大統領に会い、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長のメッセージとともに北朝鮮の進展した非核化の意思を伝える可能性が高いとみえる。

英哲氏はまた、米中央情報局(CIA)のハスペル局長との会談、米国側が設けた夕食会の出席など日程を消化する。国務省とホワイトハウスは、米国の連邦政府機関の一時閉鎖が続く状況でも、北朝鮮側代表団のために礼節を守って儀典と警備に神経を使った。

英哲氏は19日午後、チャイナエアー航空便で北京に戻る予定だ。訪問日程が順調に進むなら、ホワイトハウスが2回目の米朝首脳会談の日程と場所の合意事項を公開するという観測が流れている。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightlee@donga.com