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ポンペオ米国務長官と北朝鮮の金英哲統一戦線部長が近く会談へ

ポンペオ米国務長官と北朝鮮の金英哲統一戦線部長が近く会談へ

Posted January. 10, 2019 08:45,   

Updated January. 10, 2019 08:45

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米国が北朝鮮との2回目の首脳会談を準備するための米朝高官協議を推進していることが分かった。昨年11月に突然取り止めになったポンペオ米国務長官と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長の会合が開かれる可能性が高い。

9日、複数の外交筋によると、米朝両国は2回目の首脳会談の準備を協議する高官協議の日程と場所を水面下で調整している。両国が非核化実務交渉の膠着局面の中で首脳会談を推進するために、会談の議題、場所、時期などを議論する高官協議を行うことが至急だという判断によるとみえる。

昨年11月に開かれる予定だった米朝高官協議は、金氏がニューヨーク行きの飛行機が出発する前日に突然取り止め、現在まで開かれていない。ツイッターで政策や計画を発表してきたトランプ米大統領は、今のところ中朝首脳会談や米朝首脳会談に関して言及していない。

ある外交筋は、「非核化行程表を含む実務交渉まで議論されるかは、ひとまず高官協議が開かれて分かるだろう」と伝えた。米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表と北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官の交渉は、高官協議と同時に行われるか、後に行われるとみられる。

ただ、北朝鮮との高官協議は早くても1月末以降に可能という観測も流れている。ポンペオ氏が8日から15日まで中東8ヵ国を歴訪するうえ、22~25日にはスイスで開かれるダボスフォーラムにも参加しなければならないためだ。

一方、趙潤済(チョ・ユンジェ)駐米韓国大使は8日(現地時間)、ワシントン特派員との懇談会で、「(米朝)両国の水面下の接触が続いているようだ」とし、「トランプ氏や北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が確固たる意思を持っているので、遠からず首脳会談に向けた準備会談が開かれると期待している」と話した。

趙氏は、「米民主党の下院奪還で、今年はトランプ政権に対する議会の牽制と監督が強化され、9月のメーデー連休の後には、事実上、2020年の大統領選挙局面に入るだろう」とし、「米政局が揺れ動けば、北朝鮮政策が昨年よりさらに不安定になりえる」と見通した。米国が大統領選挙という国内問題に集中する前に、米朝双方が成果を出さなければならない必要性があるという意味と解釈できる。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com