Go to contents

「米中貿易戦争より両国間のAI開発競争の方が危ない」 イスラエル人の未来学者が警告

「米中貿易戦争より両国間のAI開発競争の方が危ない」 イスラエル人の未来学者が警告

Posted January. 07, 2019 07:25,   

Updated January. 07, 2019 07:25

한국어

「米中の貿易戦争より人工知能(AI)技術の開発競争のほうがもっと心配だ。両国はAI技術を先取りした国が世界を支配すると考えている」

世界的ベストセラー「サピエンス全史」「ホモデウス」の著者であるエルサレムヘブライ大学のユヴァル・ハラリ教授(43・写真)は、東亜(トンア)日報との新年の電子メールでのインタビューで、「19世紀に産業化を先に達成した国が他の国を搾取した歴史が、21世紀にAIを通じて繰り返される可能性がある」と警告した。

ハラリ氏は、民族主義の台頭も人類を危険にさらしていると懸念を示した。ハラリ氏は、「民族主義者たちは、砦の中で可動橋を持ち上げると、外は地獄に変わっても自分たちは楽に生きていけると信じている」とし、「核の脅威や気候変動など他の国との協力なしでは自国民を保護できない現実のもとで、このような信仰は幻想に過ぎない」と批判した。

ハラリ氏は、変化に富んだ世界で生きるために、一人ひとりは何度も訓練して自分自身を再創造する能力を育てなければならないと指摘した。


孫曉林 aryssong@donga.com