Go to contents

北朝鮮、2ヵ月間で欧米の金融・エネルギー企業87社をハッキング

北朝鮮、2ヵ月間で欧米の金融・エネルギー企業87社をハッキング

Posted December. 26, 2018 07:35,   

Updated December. 26, 2018 07:35

한국어

この2ヵ月間で欧米の87社の企業が、北朝鮮の犯行と推定されるサイバー攻撃を受けたと、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)が25日、報じた。

VOAによると、10月末から発生したハッキング事例を分析してきた米セキュリティーソフト大手「マカフィー」は最近、報告書で、欧米諸国を中心に87社の企業が北朝鮮の犯行と疑われるサイバー攻撃を受けたことが明らかになったと伝えた。サイバー攻撃を受けたのは、金融とエネルギー企業だった。

報告書を作成したラジ・サマニ主任研究員はVOAに、「ハッキングに使われた道具、戦略、手続きなどの技術的な指標は、北朝鮮の過去のハッキング手法と関係していた」とし、「これは企業に対するスパイ行為」と強調した。そして、「サイバー攻撃を受けた企業は共通してハングル文書ファイルを受け取った」とし、「ハッキングに使われた悪性コードは、(北朝鮮のハッキング組織とされる)『ラザルス』のものと非常に似ている」と指摘した。

企業に対するサイバー攻撃は早期に発見され、金銭的な被害は発生しなかったという。ハッキングの最終目的が何かは確認されていない。サマニ氏は、「北朝鮮のハッキング技術がますます精巧になっている」とし、「ハッカーの能力が向上しており、攻撃的な(ハッキング)道具開発に投資している」と警告した。


ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com