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アインシュタインの「神への手紙」が32億ウォンで落札

アインシュタインの「神への手紙」が32億ウォンで落札

Posted December. 06, 2018 08:25,   

Updated December. 06, 2018 08:25

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天才物理学者アルバート・アインシュタイン(1879~1955)が宗教に関する自分の考えを記した「神への手紙(God letter・写真)」が、4日(現地時間)、米ニューヨークのクリスティーズオークションにて、289万2500ドル(約32億2235万ウォン・手数料を含む)で落札されたと、英BBCが報じた。落札者の身元は明らかにされなかった。

1.5枚分のこの手紙は、アインシュタインが死ぬ1年前の1954年に、ドイツの哲学者エリック・グートキントに送ったものだ。アインシュタインはドイツ語で書かれたこの手紙で、「私にとって神とは、人間の弱さの表現とその結果物に過ぎない」とし、「聖書は高貴だが、原始的な伝説の集合体であるだけであり、それにかなり幼稚だ。いかなる解釈も私の考えを変えることはできない」と明らかにした。

彼はユダヤ教についても、「他の宗教と同様に幼稚な迷信の化身だ」と指摘した。彼は、「ユダヤ人は、私が喜んで属しており、好感を持っている人種だが、彼らは他の人たちとはあまり差がない」とし、「彼らが『選ばれた民族』という証拠を見つけることはできない」と書いた。科学と宗教の関係について論じたこの手紙の予想価格は100万〜150万ドル(約11億1500万〜16億7220万ウォン)だったが、実際は予想価格の約2倍で落札された。


ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com