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米中間選挙の開票、まだ終わっていない

Posted November. 16, 2018 08:19,   

Updated November. 16, 2018 08:19

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6日に行われた米中間選挙で、ニュージャージー州3区から民主党候補で連邦下院議員に出馬した韓国系2世のアンディ・キム氏(36)の当選が14日に確定した。韓国系の連邦議員は、キム・チャンジュン元下院議員(共和)以来20年ぶり。民主党所属の連邦下院議員はキム氏が初めてだ。

同日、AP通信と米紙ニューヨーク・タイムズなど米メディアは、キム氏が最終得票率49.9%で、当選3回に挑戦した共和党の現役、トム・マッカーサー氏(48.8%)を1.1ポイント差で退けたと伝えた。キム氏は保守指向のオーシャン郡で3万300票リードされたが、民主党支持者が多いバーリントン郡で3万3600票を獲得し、開票1%を残して形勢をひっくり返した。キム氏の当選で、ニュージャージー州は民主党が11ヵ所を席巻し、共和党は1ヵ所にとどまった。

オバマ政権で米国防総省と国家安全保障会議(NSC)中東問題担当補佐官として活動したキム氏は、当選が確定した後、ツイッターに「選挙区のために働く。ワシントンで誠実にニュージャージー州3区を代表する準備ができている」と投稿した。勝利宣言後の8日、東亜(トンア)日報などとのインタビューでは、「北朝鮮と平和が私の最優先の問題」とし、「韓国やアジアなど安保問題を扱う下院軍事委員会で活動したい」と抱負を明らかにした。

カリフォルニア州39区から出馬し、アンディ・キム氏と共に連邦下院への入城が有力だった韓国系候補ヤング・キム氏(56・共和)は、わずかの差でリードしている。カリフォルニア州選挙管理委員会のホームページによると、14日午後6時51分基準で、ヤング・キム氏は9万9501票を獲得し、9万9379票を得た民主党候補のギル・シスネロス氏に122票リードしている。得票率はいずれも50%で同率だ。

韓国と違って選挙結果がはやく確定しない理由は、郵便投票と暫定投票のためだ。

カリフォルニア州の場合、選挙日の6日までの消印が押され、9日まで地域選挙管理事務所に到着した郵便投票は効力を持つ。カリフォルニア州は選挙日後、最大1ヵ月間、郵便投票、暫定投票の有効性を確認する作業を行う。2016年11月8日に行われたカリフォルニア州49区の連邦下院議員選挙の結果は28日に確定した。暫定投票は、選挙人名簿に登録されていない有権者が投票所を訪れた場合、ひとまず投票した後、投票権の有無を事後確認する制度だ。


ウィ・ウンジ記者 ニューヨーク=パク・ヨン特派員 wizi@donga.com · parky@donga.com