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アムネスティ、スー・チー氏の「良心の大使賞」を撤回

アムネスティ、スー・チー氏の「良心の大使賞」を撤回

Posted November. 14, 2018 08:35,   

Updated November. 14, 2018 08:35

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国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが13日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相(73)に2009年に授与した「良心の大使賞」を撤回すると明らかにした。スー・チー氏は、軍部が自国内のイスラム系少数民族ロヒンギャに行った大量虐殺を傍観しているという批判を受けている。良心の大使賞は不正に対抗して人権の向上に貢献した個人および団体にアムネスティが与える最も権威ある賞だ。

アムネスティのクミ・ナイドゥ事務総長は11日、スー・チー氏に宛てた書簡で、「もはやあなたが希望と勇気、永遠の人権擁護の象徴ではなくなったことに深く失望している」と記した。そして、「アムネスティはあなたが受賞者の資格を維持することは正当でないと判断し、沈痛な思いで授与を撤回する」と通知した。

「20世紀民主化運動のアイコン」とされたスー・チー氏は、2016年4月にミャンマー政府の実質的な指導者になったが、ミャンマー軍部のロヒンギャ大量虐殺を事実上、傍観しているという国際社会の非難を受けている。このためスー・チー氏に対する「名誉」称号の撤回が相次いでいる。先月2日にはカナダがスー・チー氏の名誉市民権を撤回し、今年8月には英エディンバラ市が名誉市民権を取り消した。


ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com