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メイ英首相、「ソフト・ブレグジット」を推進

メイ英首相、「ソフト・ブレグジット」を推進

Posted July. 11, 2018 09:20,   

Updated July. 11, 2018 09:20

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2016年6月の英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の国民投票後、2年間続いた英保守党内の権力闘争は、ひとまずメイ首相の勝利で終わった。

当時、国民投票(EU離脱51.9%、残留48.1%)を勝利に導いたボリス・ジョンソン前ロンドン市長をはじめ、欧州離脱強硬派は、首相のポストを残留派に明け渡しはしたものの、入閣してメイ首相を揺さぶり、EUとの完全決別を主張してきた。ジョンソン氏は16年7月、外相を務め、2年間、保守党内のEU離脱強硬派の声を代弁し、「EUとの関税提携は正常でない」、「英政府は度胸が足りない」などの発言で、EUとの交渉に慎重なメイ氏を批判してきた。

しかしメイ氏は6日、全長官を招集し、12時間の討論の末、EU離脱後も英国の工業製品・農産物の市場をEU単一市場と密接に連係するという「ソフト・ブレグジット」計画を決定した。これに反発したEU離脱強硬派のデービッド、デービスEU離脱担当相が8日、「英国はEUに簡単に多くを渡している」と批判して辞任した。9日にはジョンソン氏も、「EU離脱の夢が死につつある。メイ氏のEU離脱計画が採択されれば、英国はEUの植民地に向かうだろう」と反発して辞任した。

一部では、強硬な交渉を求める保守党のEU離脱派がメイ氏を追放するための不信任投票をするという観測も流れていたが、力不足だった。ジョンソン氏も、「6日の討論の時、内閣で私と考えが同じ人は少数だった」と敗北を認めた。

 

メイ氏は、両長官の辞任後、党内強硬派に向かって「保守党が団結しなければ、労働党ジェレミー・コービン党首が権力を握るだろう」と党内の危機感を煽り、「(私を)ポストから引きずり下ろそうとするいかなる試みにも対抗する」と意欲を示した。メイ氏は、両長官が辞任して数時間後に後任人事を発表し、10日に閣議を招集するなど、権力掌握に素早く動いた。

メイ氏はこれまで、足を引っ張ってきた強硬派の両長官を追放し、国政運営の掌握力が強まった。ジョンソン氏の後任に、ジェレミー・ハント元保健相を任命するなど、内閣ビッグ4である首相、財務、外交、内務相のポストが、すべて2年前のEU離脱国民投票時の残留支持派で埋められた。しかし、保守党内部では、メイ氏を快く思わない強硬派が依然として多く、いつでも再び権力闘争が起こる可能性はある。特にEUは、「英国が自国の有利・不利によって恣意的に関税や単一市場に残る分野を決めている」と不満が大きい。EUが英国を圧迫する場合、強硬派の忍耐が爆発して再び内紛の火種になる可能性がある。


董正民 ditto@donga.com