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ポンペオ氏が6日に訪朝、金英哲氏と非核化談判

ポンペオ氏が6日に訪朝、金英哲氏と非核化談判

Posted July. 07, 2018 08:09,   

Updated July. 07, 2018 08:09

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ポンペオ米国務長官が6日正午頃、平壌(ピョンヤン)に到着し、米朝首脳会談で合意した「完全な非核化」の詳細を詰めるための談判に本格的に入った。首脳会談後、北朝鮮の実質的な非核化に向けた行動が25日間見られない状況で、ポンペオ氏が平壌に「緊急投入」されたのだ。今回の訪問で非核化と関連して進展した合意がなされない場合、今後の米朝関係を懸念する声も出ている。

ポンペオ氏が率いる交渉団は専用機で同日平壌に到着し、2日間の日程に入った。3月末と5月9日に平壌を訪れ、米朝首脳会談を牽引したポンペオ氏は、今回の3回目の訪問では実質的な非核化の予定表と北朝鮮の体制保証などについて深く話し合うものとみえる。

ポンペオ氏は、同行した記者団に、「トランプ氏と正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は北朝鮮の完全な非核化に合意した」とし、「今回の訪問では、米朝首脳の合意について詳細を詰め、履行に向けた機運を維持する方法の模索に努める」と話した。

 

同日、空港には金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長と李容浩(リ・ヨンホ)外相が出迎えた。宿泊先に百花園招待所を提供して歓待した。さらに、午後に某所でポンペオ氏と金英哲氏が会談を行ったと、AP通信は報じた。これに先立ち、米朝首脳会談の共同声明で、後続会談のポンペオ氏のカウンターパートが「北朝鮮の高位要人」と表現され、様々な憶測が流れていたが、以前にポンペオ氏のカウンターパートだったことで「金英哲カード」が維持された模様だ。

ボンペオ氏とともにナウアート国務省報道官、アレックス・ウォン国務次官補代理(東アジア・太平洋担当)、ソン・キム駐フィリピン大使、アンドリュー・キム中央情報局(CIA)コリア・ミッションセンター(KMC)長も同行したという。5月の訪問時とは違って、今回はカメラマンも同行し、米兵の遺骨の引き渡しといった象徴的なシーンが演出されるのではないかと見られている。

トランプ氏は5日(現地時間)、ポンペオ氏の平壌到着前、「正恩氏が従来と違った北朝鮮の未来を構想していると信じる」と期待感を示した。


黃仁贊 hic@donga.com