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G6声明が「米国の保護貿易排撃」声明、トランプ氏は「承認しない」

G6声明が「米国の保護貿易排撃」声明、トランプ氏は「承認しない」

Posted June. 11, 2018 08:03,   

Updated June. 11, 2018 08:03

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グローバルな貿易対立の火を消すと期待された主要7ヵ国(G7)首脳会議がむしろ油をさす結果となった。8、9日、カナダ・ケベックで開かれた会議で、「G6(米国を除いた6ヵ国)」首脳たちは、トランプ米大統領を囲んで、鉄鋼・アルミニウム関税の撤回を要求した。しかしトランプ氏は、「私たち(米国)は皆に奪われる豚の貯金箱ではない」とし、むしろ外国産自動車にも関税をかけることができるという追加脅迫カードを取り出した。

会議場では首脳たちの間で大声が飛び交い、人身攻撃的な発言まで飛び交った。紆余曲折の末、「保護貿易主義と関税障壁を排撃する」という内容の共同声明が発表されたが、トランプ氏は「(そのような)共同声明を承認しないよう米代表団に指示した」と明らかにした。欧米先進国間に火がついた関税戦争は、韓国を含め全世界に莫大な暴風を予告している。


董正民 ditto@donga.com