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中国官営紙、「北朝鮮の態度豹変は韓米の北朝鮮政策のせい」

中国官営紙、「北朝鮮の態度豹変は韓米の北朝鮮政策のせい」

Posted May. 21, 2018 08:49,   

Updated May. 21, 2018 08:49

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中国共産党機関紙・人民日報の姉妹紙「環球時報」が北朝鮮が態度を一変させている背景に習近平中国国家主席がいるとする「背後説」に反発し、北朝鮮の態度変化は韓国と米国の北朝鮮政策げ原因だと主張した。

同紙は19日の社説で、「米国と韓国は、北朝鮮が態度を一変させたことを中国のせいにしながら、自分たちの対北朝鮮政策から原因を見出そうとは、まったく考えていない」と批判した。また同紙は、トランプ米国大統領などが主張した「習近平背後説」について、「(韓米)両国の世論と政界は、単純で幼稚な論理を追随しているに過ぎない」とし、「中国は、そのような論理を全く理解できない」とも書いた。その上で「北朝鮮が核・ミサイルの実験中止や核実験場の廃棄、北朝鮮に抑留された米国人3人の解放という驚くべき譲歩をしているにもかかわらず、米国は北朝鮮の一部の核兵器と長距離ミサイルを迅速に搬出するという『大きなお土産』だけを北朝鮮に一方的に要求した」との見方を示した。

同紙の英語版「グローバルタイムズ」も同日の論評で、「米国は北朝鮮が先に迅速かつ一方的に核を放棄し、その後に見返りを与えようとしているが、実現する可能性がない」とし、「米国が引きつぢき圧力をかけていることに対して、北朝鮮が不満を示すことは予想できることだ」と書き、北朝鮮の立場に理解を示した。

一方、日本の読売新聞は同日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が7日と8日に中国大連で行われた習主席との首脳会談で非核化に意欲を示しながら、「私は今後、経済の改革開放政策を採用したい」と話したと報じた。


尹完準 zeitung@donga.com