発言を控えたトランプ氏、ツイート１０件で北朝鮮関連は「０」

発言を控えたトランプ氏、ツイート１０件で北朝鮮関連は「０」. May. 18, 2018 09:08. by 朴庭勳 sunshade@donga.com. 「永久的な」核廃棄と生物化学兵器の破棄まで要求して北朝鮮に強く迫っているトランプ米政権が、北朝鮮の反発で一歩後退した。特に北朝鮮が、ボルトン大統領補佐官（国家安全保障担当）が主張した「リビア式核廃棄」に強く反発して米朝首脳会談中止の可能性まで言及すると、「リビア・モデルではなくトランプ・モデル」と主張し、速度調節に出るムードだ。トランプ氏は、北朝鮮の金桂寛（キム・ゲグァン）第１外務次官の警告性発言にも普段とは違って慎重な態度だった。トランプ氏は１６日（現地時間）、ツイッターに１０件投稿したが、北朝鮮関連の内容はなかった。そして同日、取材陣から「米朝首脳会談を予定通りするのか」という質問を受け、「展開を見よう」という言葉だけを繰り返した。そして、「何の決定もない。我々はまだ何も知らされていない。様子を見よう」と付け加えた。ただ、「依然として韓半島非核化の主張を守るのか」という質問には「そうだ」と述べ、非核化の意思を再確認した。北朝鮮との交渉空間を維持するために、大統領が直接出ず、大統領報道官を通じて節制されたメッセージだけ出したのだ。ある外交筋は、「米国が慎重な態度を見せるのは、交渉初期の強硬基調が過度に強調され、北朝鮮を必要以上に刺激したという判断が作用した結果」とし、「北朝鮮は拘束者も解放し、豊渓里（プンゲリ）核実験場まで廃棄すると誠意を見せている時に米国が強硬一辺倒に出ることは、交渉戦略に問題になり得るという内部評価がある」と伝えた。