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米、核合意離脱後初のイラン制裁

Posted May. 12, 2018 09:12,   

Updated May. 12, 2018 09:12

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トランプ米大統領が、イラン核合意(JCPOA・包括的共同行動計画)からの離脱を宣言して2日後に米政府がイランに制裁を加えた。

この措置は、米国が対イラン経済制裁の再開を発表した後に初めて出たもので、イランに流入するドルの資金源を断つための最初の段階とみえる。

米財務省は10日(現地時間)、声明を通じて「米国とアラブ首長国連邦(UAE)は、数億ドルにのぼる現金をイスラム革命防衛隊(IRGC)の精鋭「コッズ部隊」に調達してきた大規模な資金ネットワークを崩壊させるための共同措置を取った」とし、これと関連する企業3社と6個人に対して制裁を科したと発表した。

ムニューシン米財務長官は、「イラン政権と中央銀行は、UAE金融機関に対するアクセスを悪用して米ドルを入手し、資金使用の用途を隠して地域の親イラン組織を武装させるなど、コッズ部隊の悪質な活動を支援してきた」と非難した。また、「世界各国は、自国の金融機関をイランが不正な方法で利用し、コッズ部隊と世界最大テロ支援国の邪悪な活動に資金を出すことを警戒しなければならない」と強調した。

 

米財務省は、イラン政権のドル取得に対する制裁も近く再開する予定だ。


朴民優 minwoo@donga.com