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イランの最高指導者「欧州の保証がなければ核合意からの離脱も」

イランの最高指導者「欧州の保証がなければ核合意からの離脱も」

Posted May. 11, 2018 08:34,   

Updated May. 11, 2018 08:34

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トランプ米大統領がイラン核合意(JCPOA・包括的共同行動計画)からの離脱を宣言した後、中東地域で緊張が高まっている。イランの最高指導者ハメネイ師は核開発の強化を示唆し、イランの宿敵サウジアラビアは「イランが核能力を持つなら、私たちも同じようにする」と警告した。トランプ氏の核合意離脱宣言後、シリアではイランとイスラエルの間で1973年以降最大規模の軍事衝突があり、戦争拡大が憂慮されている。

トランプ氏は9日、イランが核開発計画を再開すれば、非常に苛酷な結果を迎えることになると警告した。トランプ氏は同日、ホワイトハウス閣議で、「イランがそうしてはならないと考える。核計画を始めないことを忠告する。非常に強く忠告する」と述べた。トランプ氏は前日、「イラン核合意はひどく一方的な合意であり結ばれるべきではなかった」とし、合意離脱を公式発表した。

しかし、ハメネイ師と強硬派は核計画を一層強化しなければならないと主張している。イランの準国営ファルス通信によると、ハメネイ師は9日、教育部関係者に対する演説で、「昨夜、トランプ氏のとんでもない浅はかな声明を聞いた。そこには10個以上の嘘がある」と述べた。ハメネイ師は、「私は(核合意当事国である)欧州連合(EU)3ヵ国(英国、フランス、ドイツ)も信用はできない」とし、「イラン政府は彼らに保証を求めなければならない。確実な保証がなければ、核合意を維持することはできない」と警告した。これに先立ちイランのロウハニ大統領は、「イランは米国抜きで核合意に残る」としながらも、「必要ならいかなる制約もなく産業用ウラン濃縮を再開できる」と述べた。一部専門家は、1年余りでイランは十分に核兵器を作ることができると見通した。

サウジのジュベイル外相は9日、CNNとのインタビューで、「万一イランが核能力を取得するなら、私たちもそれに続く」と明言した。ジュベイル氏は、イエメンのシーア派反政府武装勢力「フーシ派」がサウジを狙って発射した弾道ミサイルをめぐって、「イランが作ってフーシ派に伝えた」とし、「このような行動は受け入れられない。弾道ミサイルに対する国連決議違反だ。イランは必ず責任を負わなければならない」と非難した。イスラム教スンニ派の宗主国サウジとシーア派の盟主イランは、イエメン内戦で事実上、代理戦を行っている。

シリアでのイランとイスラエルの衝突も最悪に突き進んでいる。イスラエル国防省は10日、イスラエルが占領しているゴラン高原のイスラエル警戒所がイラン軍革命守備隊から20発余りのロケット攻撃を受けたと明らかにした。この攻撃は前日、イスラエル軍がシリアの首都ダマスカス付近の軍事基地を空爆したことに対する報復だ。イスラエル軍は一部ロケットを迎撃し、戦闘機を動員してシリア内のイラン施設を爆撃した。

 

イスラエルの英文メディア、タイムズ・オブ・イスラエルは、イランのロケット攻撃とイスラエルの反撃は、1973年の第4次中東戦争後、シリアで最大規模の衝突だと伝えた。


朴民優 minwoo@donga.com