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トランプ氏、「核放棄、嘘をついたイランに再び制裁」

トランプ氏、「核放棄、嘘をついたイランに再び制裁」

Posted May. 10, 2018 08:45,   

Updated May. 10, 2018 08:45

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トランプ米大統領が、2015年7月に米国、英国、フランス、ドイツ、ロシア、中国の6ヵ国とイランが結んだ核合意からの離脱を宣言した。

トランプ氏は8日(現地時間)、ホワイトハウスで記者会見を行い、「イラン核合意はひどく一方的な合意であり結ばれるべきではなかった。合意から離脱する」と明らかにし、その場で対イラン制裁を再開する大統領令に署名した。制裁解除を継続するかを議会に通知する期限(12日)の4日前に決定を下したのだ。トランプ氏は、「イランに最高レベルの経済制裁を加える」と強調した。これによりトランプ政権はこれまで中断されていたイラン制裁を90~180日の猶予期間が終わり次第再開する。

トランプ氏は、「イランが核計画について嘘をついた明白な証拠がある」とし、「この合意ではイラン核爆弾を防ぐことはできない」と離脱理由を説明した。合意に弾道ミサイル計画を廃棄する内容がなく、10~15年の期限が終われば、凍結した核を再び開発できるということだ。トランプ氏はほかの5ヵ国とイランが合意を維持すると明らかにしたことを意識してか、「イランの核開発を助ける者にも強力に制裁する」と強調した。会見後、財務省は声明を出し、「イランへの航空機輸出、イランとの金属取引、米ドルを取得しようとするイランのいかなる行動も見直される」と明らかにした。イランの石油と中央銀行の金融取引も制裁対象に含まれる。

ホワイトハウスは、イランとの核合意離脱が北朝鮮にも明確なメッセージになると強調した。ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、「不十分な合意は受け入れられないという信号を(北朝鮮に)送った」とし、「これはイランだけでなく金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談にも影響を及ぼすだろう」と強調した。


朴庭勳 sunshade@donga.com