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日本の30代の引きこもり、家族など5人を殺害

日本の30代の引きこもり、家族など5人を殺害

Posted April. 11, 2018 08:04,   

Updated April. 11, 2018 08:04

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引きこもりの30代、無職の男が、祖父、父親、伯母など親族4人を含め5人を殺害した猟奇的な事件が起こり、日本列島に衝撃が走った。

鹿児島県日置市の閑静な田舎町の住宅で3人の遺体が発見されたのは6日午後。警察は、「弟の様子を確認しに行った妻と連絡が取れない」という通報を受け、この家で遺体を発見した。そして同日夕方、近くに住む岩倉知広(38)容疑者を殺人の疑いで逮捕した。

発見された遺体は、容疑者の伯母(69)とその姉(72)、そして近くに住む住民(47)だった。祖母(89)と父親の(68)の遺体は事件発生現場から400メートル離れた山の中に埋められていた。

容疑者は警察で、「祖母と父親が普段からうるさく、数日前に首を絞めて殺した」と供述した。また、殺害後、車で遺体を運び、山の中の空地に埋めたと打ち明けた。様子を確認に来た伯母らを殺害した理由については、犯行がばれると思って首を絞めて殺害したと明らかにした。

容疑者は部品工場などで働くなど職を転々としたが、定職を見つけることができなかった。1年ほど陸上自衛隊駐屯地でも働いた。静かだったが、かっとなる性格だったという。

両親が離婚した後、母親と暮らし、数年前に祖母の家に引っ越してきた。親戚らは「引きこもりがちで外にあまり出なかった。仕事もせず、父親から小遣いをもらって生活していた」と話した。住民たちは、祖母が「孫が家に閉じこもっている」とよく孫を心配していたと話した。父親はスーパーで働き、母親を介護し、息子に小遣いを渡していた。

父親の欠勤が続き、6日正午、スーパーから伯父(70)に連絡が行き、伯父は妻に家に行って様子を確認するよう頼んだ。この時、妻の姉が同行し、被害が大きくなった。2時間後、妻と連絡が取れないと、伯父は近所の住民に様子を見に行くよう頼んだところ、30分後にこの住民とも連絡が取れなくなった。不吉な予感がした伯父は警察に通報した。

警察は、家族に対する不満を犯行の動機と見て、9日午後、容疑者の家を家宅捜索した。具体的な殺害動機や経緯などをさらに捜査している。


張源宰 peacechaos@donga.com