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米共和党の支持率が急落、民主党に10P低い40%

米共和党の支持率が急落、民主党に10P低い40%

Posted March. 20, 2018 08:48,   

Updated March. 20, 2018 08:48

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11月に行われる中間選挙を控え、米与党共和党の支持率が急落している。民主党との支持率の差は2桁に広がった。トランプ大統領の国政支持率が上昇する中、与党の支持率は下落する「ディカップリング(decoupling)現象」まで現れ、選挙戦略づくりに難航している。

米国のNBCニュースと米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが18日の世論調査の結果によると、「民主党が支配する議会を望む」という回答は50%で、共和党を選択した回答(40%)より10ポイント高かった。差が1月(6ポイント)より広がったのだ。今回の調査は、10~14日、米全域の登録有権者1100人を対象に電話アンケート調査で行われた。標本誤差は±3%。

民主党は、18~34歳の若年層と女性有権者で共和党をそれぞれ30ポイント、23ポイント差で退けた。共和党の支持率は、男性と高卒以下の白人層でそれぞれ4ポイント、11ポイント高かった。NBCニュースは、「2桁台の差は来たる選挙で民主党の善戦を予告する信号だ」と解釈した。

一方、トランプ氏の国政支持率は43%で、1月より4ポイント上昇した。民主党側アンケート調査委員のフレッド・ヤン氏は、「トランプ主義が2020年の大統領選でトランプ氏には役立つだろうが、今年、他の共和党員には役に立たないだろう」と主張した。

13日に行われたペンシルバニア州連邦下院議員の補欠選挙がトランプ氏と共和党の「ディカップリング現象」を示す例だ。共和党のリック・サーコン候補は、トランプ氏の応援遊説にもかかわらず、民主党の33歳の新人、コーナー・ラム候補に敗れた。トランプ氏が16年の大統領選で、20ポイント差で圧倒的な勝利をおさめた票田であり、高率鉄鋼関税の恩恵地域での痛恨の敗北となった。

ペンシルバニアでトランプ氏の就任後初めて下院議席を奪われた共和党は、下院議員(435人)と上院議員(100人)3分の1を選ぶ11月の中間選挙を控え、非常事態となった。民主党が下院で23議席をさらに占めれば、「与小野大」状況になる可能性もある。


朴湧 parky@donga.com