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ホワイトハウス、特使に言及せず「完全な非核化」強調

ホワイトハウス、特使に言及せず「完全な非核化」強調

Posted March. 03, 2018 09:39,   

Updated March. 03, 2018 09:39

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米国務省は1日、「韓半島の非核化は交渉の対象ではない」と繰り返し強調し、「このような立場を伝えるために北朝鮮(との対話)に関与する用意がある」と明らかにした。

国務省のマイケル・ケビー報道官(東アジア・太平洋担当)は同日、「北朝鮮に特使を派遣する韓国の計画をどう思うか」という質問に、「米国(トランプ政権)は前政権が犯した同じ失敗はしない」と述べた。また、「米国が北朝鮮に関与するなら、『完全かつ検証可能な韓半島の非核化は交渉の余地はない』という米国の立場を強調するためだ」と述べた。

一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ米大統領の1日の電話会談後に韓米両国が出した報道資料にも微妙な立場の相違があらわれた。大統領府は、「文大統領は、北朝鮮高官級代表団の訪韓時に議論した内容を確認するために特使を近く北朝鮮に派遣する計画があることをトランプ大統領に伝えた」と明らかにしたが、ホワイトハウスの発表文には大統領府の発表の核心である「対北朝鮮特使」が抜けている。「文大統領が、北朝鮮および南北対話と関連した進展状況をトランプ大統領に説明した」とだけある。

また、大統領府の発表文には、「南北対話の動力を維持して韓半島の非核化につなげるための努力を続けていく」とあるが、ホワイトハウスの発表文は、「北朝鮮とのいかなる対話もCVIDという明らかで確固たる目標を持って進めなければならないという堅固な立場を確認した」とある。「CVID」とっは、「完全(complete)かつ検証可能(verifiable)で不可逆的な(irreversible)核廃棄(denuclearization)」を意味する。


周成河 zsh75@donga.com