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ペンス副大統領、「北朝鮮への圧力を強化…対話も望むならする」

ペンス副大統領、「北朝鮮への圧力を強化…対話も望むならする」

Posted February. 13, 2018 08:56,   

Updated February. 13, 2018 08:56

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ペンス米副大統領が11日(現地時間)、平昌(ピョンチャン)冬季五輪後、北朝鮮に対する制裁の手綱を緩めない線で南北対話を支持し、同じ条件で米国も北朝鮮と対話する意向があることを明らかにした。12日、外交筋によると、ペンス氏は「五輪期間中、米国が注目されることは少ないだろう」と側近に数回言及したという。韓米両国が五輪を機に圧力一辺倒の北朝鮮政策を「最大限の圧力と関与の並行」政策に切り替える転機を作ったものと見られる。

ペンス氏は10日、韓国訪問を終えて米国に戻る空軍2号機で、米紙ワシントン・ポストのインタビューに対し、「(非核化を目標にした)最大限の圧力作戦は持続され、さらに強化されるだろう」としながらも、「(北朝鮮が)望むなら、対話をするだろう」と明らかにした。最大限の圧力政策が持続され強化されるという前提の下、韓国が先に北朝鮮と対話し、可能なら近い時期に米国も北朝鮮との対話に参加できるということだ。

ペンス氏はこのような政策を「最大限の圧力と関与の並行(maximum pressure and engagement at the same time)」と呼び、「核心は、(対話の中にも)北朝鮮が、非核化のための意味ある措置と判断されることを実際に実行するまで、いかなる圧力も止めないということだ」と強調した。同紙は、「圧力を加えて平壌(ピョンヤン)が実質的に譲歩した後、北朝鮮政権と直接会うという既存の方針とは異なる重大な変化」と評した。このため、米国が北朝鮮と非公式チャンネルを稼動して水面下の模索の動きに入るという展望も出ている。

同紙は、ペンス氏が韓国に到着して文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会うまでは、五輪が終わった後の対話局面について両国が意見の調整をすることができない状態だったが、文氏と2度の議論後、突破口が開かれたと伝えた。同紙によると、文氏は「北朝鮮に、単に対話だけでは経済的・外交的利益を得ることはできず、(制裁緩和は)非核化に向けた具体的な措置を取る時に可能だということを話す」とペンス氏を説得した。


朴湧 parky@donga.com · 申晋宇 niceshin@donga.com