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ニューヨークメトロポリタン美術館が彩る「金剛山」

ニューヨークメトロポリタン美術館が彩る「金剛山」

Posted February. 08, 2018 08:56,   

Updated February. 08, 2018 08:56

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世界3大美術館に数えられる米ニューヨークにあるメトロポリタン美術館の韓国室で「金剛山(クムガンサン)特別展」が開かれる。平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開幕と韓国室開館20周年を迎えて、金剛山を世界の人々に知らせるために用意された行事だ。

メトロポリタン美術館は6日(現地時間)、「金剛山:韓国美術の中の紀行と郷愁」をテーマに、5月20日まで特別展を開くと発表した。ダニエル・ウェイズ・メトロポリタン美術館会長は同日、金剛山特別展の記念式で「韓国室20周年と平昌オリンピックに合わせて金剛山を素材に特別展を行うことになって嬉しい」と話した。

謙齋鄭敾(チョン・ソン)が金剛山に行ってきて、1711年に描いた珍景山水画「鄭敾筆楓嶽圖帖」(宝物1875号)など、国立中央博物館、国立現代美術館、三星(サムスン)美術館リウム、ソウル歴史博物館、ソウル大学博物館などが所蔵した金剛山作品21件、27点が今回の特別展で披露される。メトロポリタン美術館は、昨年購入した申學權(シン・ハクグォン)の「金剛內山總圖」も今回の展示会で観覧できると明らかにした。現代作家の中では、金剛山を10数回行ってきた洋画家である申璋湜(シン・ジャンシク)国民大学教授などの作品も紹介された。メトロポリタン博物館のイ・ソヨン学芸員は、「朝鮮後期の画家たちは、謙齋鄭敾を当代の『アイドル』と考えて、画風を真似した」とし、「ニューヨークで韓国の珍景山水画を披露することができたことは意味深い」と話した。

北朝鮮が参加する平昌五輪の開幕を控え、北朝鮮の金剛山を素材にした展覧会がマンハッタンで開かれると、米国のマスコミも関心を示した。ジャーナリストのリー・ローゼンバウム氏は、「金剛山が持っている象徴的意味についてよく知っている」とし、「壮大な山勢と派手な(金剛山の)絵は、ロマンチックだ」と語った。裵基同(ぺ・ギドン)国立中央博物館長は「金剛山は韓国人たちが大変なことを経験したときに思い浮かべる、郷愁のあるところだ」とし、「ダイヤモンド・マウンテン(金剛山)という名前のように、世界の人々の心の中にダイヤモンドのような記憶されればと思う」と話した。


朴湧 parky@donga.com