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好況の米国、求人難で受刑者まで雇用

Posted January. 16, 2018 09:52,   

Updated January. 16, 2018 09:54

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米国ウィスコンシン州デイン・カウンティーのストタンに住むジョーダン・フォーセスさん(28)は昨年11月までは強盗や不法武器所持の罪で刑務所に服役する受刑者だった。他の受刑者12人と看守が搭乗した刑務所バスに乗ってストタン・トレーラー工場を通いながら職業訓練プログラムに参加し、26ヵ月間の服役を終える前に正式社員に採用された。「満期出所予定者」として就職に成功したのだ。フォーセスさんは刑務所の職業訓練プログラムに参加して稼いだ金で出所後、車まで買った。フォーセスさんは「再起できる機会を掴んだ」と喜んだ。

フォーセスさんが住んでいるウィスコンシン州デイン・カウンティーの失業率は昨年11月現在2%。米国平均(4.1%)より低い。職場のストンタン・トレーラーも求人難に苦しんでいる。賃金を上げ、新入社員を紹介すればボーナスを支給するインセンティブまで導入したが、必要とする12人を採用できずにいる。米紙ニューヨークタイムズは13日(現地時間)、「人材難で前科さえも殆ど就職の障がいになっていない」と報じた。ボストンのソフトウェアー会社のバーニンググラスがオンライン採用広告を分析したところによると、前科照会の要求を含めて採用広告が2014年は8.9%だったが最近は7.9%に減った。

一部の企業は、最初から受刑者の職業訓練プログラムを使って人手不足問題に対応している。このプログラムは、以前は受刑者を低賃金で搾取していると非難されたが、最近は正社員と同じ給与を支給している。フォーセスさんも時給14ドルをもらって刑務所と工場を行き来しながら働いた。



朴湧 parky@donga.com