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中国政府、ビットコイン「採掘」停止圧力

中国政府、ビットコイン「採掘」停止圧力

Posted January. 12, 2018 08:48,   

Updated January. 12, 2018 08:53

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中国当局が仮想通貨「ビットコイン」の規制に本格的に乗り出したことを受け採掘をやめる企業が次々に現れ、市場に混乱が予想されると、英フィナンシャル・タイムズなどが10日付で伝えた。

同紙によると、中国関係当局は先週、仮想通貨の採掘活動を停止するよう関連企業を「積極的に指導する」よう地方当局に通達した。「(ビットコインの採掘が)大量の電気を消耗し、仮想通貨に対する投機を煽る」という理由からだ。通達は採掘活動を「実体経済の必要とは反対の活動」と指摘した。同紙は、関係当局が電気や土地の使用および環境規制を強化する方法で該当企業の退出を誘導するようだと伝えた。

同日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、通達は、「秩序整然な事業終了」を命じた。にもかかわらず、中国でビットコインの採掘が禁止される場合、大きな混乱が予想される。中国が世界のビットコイン採掘の約80%を担うほど、仮想通貨の供給に重要な役割をしてきたためだ。市場分析会社チェーンアナリシスによると、昨年12月23日から今月10日までの18日間、中国は世界の採掘の79%を占めた。仮想通貨主要国の中国が規制を強化するという知らせを受け、9日まで仮想通貨の情報サイト「コインデスク」基準で1万4000ドル台を維持したビットコイン1個の価格は、11日現在1万3000ドル台に下落した。

チェーンアナリシスのフィリップ・グレッドウェル氏は、同紙に、「一度に採掘が禁止される場合、深刻な混乱が予想される」とし、「いくつかの企業は装備をすでに中国国外に移した」と伝えた。海外に目を向けている企業は、人口が少なく、天候が涼しく、電気料金の安いカナダやアイスランド、東欧などに移る可能性が高いと見える。これらの企業は、中国でも同様の天候と環境の新疆ウイグル自治区や内モンゴル自治区、四川省などで主に活動してきた。



韓基渽 record@donga.com