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米高官、「北朝鮮との武力衝突の可能性、日増しに増大」

米高官、「北朝鮮との武力衝突の可能性、日増しに増大」

Posted December. 04, 2017 09:26,   

Updated December. 04, 2017 09:30

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マクマスター米大統領補佐官(国家安保保障担当)は2日(現地時間)、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が「米国と世界にとって最大の差し迫った脅威」とし、「北朝鮮との武力衝突の可能性が日増しに増大している」と明らかにした。マクマスター氏は同日、カリフォルニアで開かれたレーガン国防フォーラムで、「北朝鮮のミサイル発射で戦争の可能性が高まったか」という記者の質問に、「日増しに増大している。差し迫った状況を意味する」とし、このように答えた。中国の北朝鮮に対する経済制裁を取り上げ、「武力衝突なくこの問題を解決する方法はあるが、(武力衝突に)どんどん近づいている。あまり時間は残されていない」と危機感を示した。

大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)15」発射の成功を祝う北朝鮮が、次の挑発カードに潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)実験を準備している状況も確認された。米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は1日、北朝鮮南浦(ナムポ)にある海軍造船所で、SLBMの発射台として使用可能な可潜式のはしけが完成段階にあることを示す衛星写真を公開した。先月11、16、24日に撮影された写真から、陸上で建造されたはしけが水上ドックに移動したことが確認された。水上ドックで、稼動前にポンプや電子機器、通信装備などが取り付けられると見える。

米国の不安を反映したようにハワイでは1日、30年ぶりに北朝鮮の核攻撃に備えた警報訓練が行われた。住民や観光客に危険を伝えるために同日、ハワイ全域の385の警報サイレンが午前11時45分から数分間一斉に鳴った。ロシアとの冷戦終焉後、攻撃警報サイレンが鳴ったのは、米国の51州でハワイが初めて。

日本も来年1~3月、東京都心で北朝鮮ミサイルによる「武力攻撃事態」を想定した住民避難訓練を実施する方針だと、産経新聞が3日付で報じた。東京を含めた人口密集地でのミサイル避難訓練は初めて。避難訓練は、内閣官房と東京都が協力し、緊急情報を伝える全国瞬時警報システム(Jアラート)を活用した住民訓練方式で行われる予定だ。「危機感を必要以上に煽る」という憂慮から、東京などの人口密集地でミサイル落下を想定した避難訓練の実施は見送られてきたが、最近の北朝鮮のミサイル発射で危機感が高まり、訓練は不可欠と判断したという。米国が北朝鮮に対して先制攻撃する場合、日本も報復攻撃の対象になるという懸念が高まっていると、日本メディアは伝えた。



周成河 zsh75@donga.com · 徐永娥 sya@donga.com